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過去ログ:

[117002] 三ツ星
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

その店には どんなシェフにも作れない 絶品料理が揃ってる


料理長はエプロン姿 はなうたまじりに 小さなその手で


作ってくれる 料理こそ

心のこもった この料理こそ


これほど美味しいモノはない 


これほどくつろげる場所はない


誰も知らない ボクだけの 三ツ星Restaurant.

2007/12/16 15:05

[117004] 変わらない優しさと
詩人:咲麻 [投票][編集]

寒い寒い夕暮れ時
おかえりを告げるチャイムの音

ぐだぐだの宿題
お腹を空かせながら見るアニメの放送

だんだんと近付いて来る車の音
あの独特のスピーカーの声

せがみもらった500円玉を握り締める
まだ小さな手のひら
ブカブカのサンダルを履いて走る

にっこりと微笑み
「オマケだよ」
と、嗄れた声

「ありがとう!!」なんて
遠慮を知らないあの頃の



駆け出す事のないハイヒール
母にせがむ事も無く取り出した財布

上品に強情に
いつの間にか身に付いた遠慮の仕方



「オマケだよ」
微笑みも変わらず嗄れたあの声

「ありがとう」なんて
懐かしくて照れ臭い
小さな声で


世間はまだ
あの頃のままに

2007/12/16 16:34

[117010] 遠いところに行く君へ@
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どうしていつも君は泣いているの?
誰もいない教室の片隅で独り暮れゆく空を少し見つめ泣いてる
どうしたのなんて聞いても何もいわずに
ただ君は何でもないとさえぎる僕をむりやり押しのけて教室を出て行く放課後
少し顔を伏せて泣いてたのはなぜって理由があるはずなのに
関係ない僕には話せないと君はかたく話すのを拒んだ
走り去る背中にひそんだ陰りという影
それは青春の光と影を背負い込んだ人の背中だった
君にも僕と同じようにたくさんの迷いや悩みがあるのかな
苦しんでるのかな

やがて僕らはそれとなく気付けばいつの間にか話せるような関係になった
好きな本の話やなんかのテレビの話とかしたよ
お互いに気の合う友もなくただつまらないだけの行ってるだけで時間つぶしのような学校で孤独なふたりは案外すぐに友達になれた ほしかったと思ってたしね1人でも一番の話し相手が
気付けばお互いがお互いのことを意識しはじめて思い始めていた小さな小さな恋の始まり

だけど
君は二学期の後半の八月の夏にこの教室と僕に別れを告げて
別れの言葉だけを残して去っていきました
目立つこともないあなたの教室内での存在はないのも同じくらい薄かった
だから別に彼女の転向の話を聞いても薄情なもので誰もえ?誰?って感じできょとんとしただけの様子ですぐにまた教室は彼女の話題も出ることなくいつもの教室に戻りざわつきはじめて
こんなに居る中で僕だけが君のことを強く思った
薄情な奴らの代わりに
君を好きな僕として
もう気づいてたこの思いにいい加減素直になるよ
それでも君はもう素直になっても今さら君の居ないこの街で
明日発つって日にもなんか行きづらくて
悲しくて悲しくて
さよならも言えずに
行ったら行ったでなんか引き戻していやだよと泣き叫んじまうような勝手なことをしちまいそうだったから…

2007/12/16 19:54

[117012] 遠いところに行く君へA
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


行かなかったのかもしれないね
だけど今ものすごく後悔してるんだ
さよならのひとつも言えずにそれでお別れなんてあまりに悲しすぎる別れだから
後悔で胸が突き破れるほど痛んでたあの夜

それにしても僕も薄情な奴だよな
そう君も思うだろ?
『ごめんな…』
こんなことしか言えなくて情けなくて

だってだってなんてだだを繰り返しても仕方ないから

教室の片隅
あの日のようなきれいな夕暮れの放課後の教室
君の居た
君にはじめて逢って話しかけられた普段女の子に話しかけるような積極的な僕じゃないのにね不思議だけど嘘みたいな一日だったね

そして君の居た
片隅に立ち窓枠に手を乗せてみるあの日の君と同じように空を眺めながら
君の声は僕のすさんだ心を潤した
君の存在は僕の心に暖かい陽を差し影をかき消した
君の心も僕なんかの声や存在で傷ついて未来への先々の不安だらけの心を癒せたかな
癒せられてたならいいな
是非そうであったと願いたいな

君がくれたこの愛と出逢いはずっと僕の中で続いているあの日感じたドキドキしたときめきも変わらずにあるよ
ぜったい君のこと君との出逢い忘れないよ
大人になっても
記憶の中にしまい大切な思い出として時々眺め毎日を生きる勇気や希望にさせてもらうよ冷たい心を暖めさせてもらうよ
ずっと忘れずに
君のあの満天の笑顔はぜったい忘れない
心のアルバムのいちばんはじめのページにはさんでおくよ
大切にすさむことなく色あせもしない
永遠に鮮やかな思い出
それはいつになっても変わらなく素晴らしい僕しか知らない僕だけの僕しか味わえない大事な古い記憶なんです
古くなっても記憶にいつまでも新しい君の笑顔だけはあの日ちゃんと瞳に焼き付けたから

遠いところに行く君へあの日の昼下がり宛名もなくポストにしのばせ送る手紙は僕だとわからなくても

2007/12/16 20:11

[117013] 遠いところに行く君へB
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


よかった
ただありがとうと伝えたかっただけ
また逢おうとは言わないさ 言えないさ
だって離れてても違うところで暮らしてもつながりは消えない心と心の出逢いだから心と心の恋だからこれは永遠の別れじゃない
もう逢えない気持ち押し殺すようにギュッと胸が痛んだけど
さよなら…
これでいいのさ
世界一大好きな君には変わらないけどもっと僕よりいい男を探してね 居るはずだから運命を感じるようなステキな出逢いがあることを君に願うよ僕はここで
ひとつ大人に近づいたこの教室で空を眺めながら
涙してた
あの日の君とちょうど同じように遠い君をしのんで泣いていた
それに気づいたらなんかすがすがしくて笑みがこぼれた
泣いてた僕だけど
君に幸せがあるように祈る新しい日々の幕開け
僕も君もこれが僕らのそれぞれの思いにより伸びた未来(あした)へと続く道で恋の決着の仕方君はなにも言わなかったさよなら以外あの日…
遠く君のあのステキな満天の笑顔を茜空に浮かべて僕はそっと微笑み
窓を閉め電気のスイッチを消し静かに君と出逢った教室のドアを閉めた
もうこない教室のドアを閉めた
音をなくし静まり返った教室があの日はじめてキスした場面を映し出した
浮かび上がらせた
チュー チュー チュー

大好きな君にちょっと場違いでお門違いの励ましと勇気を投げる それでも送るエール 屋上から見上げる青空 空を裂き突き抜ける飛行機雲未来は僕次第つまりはセルフ責任という爆弾を抱えたまま旅立つつばさ生やして飛び立つtomorrow
幸せであれ 空に投げキッス君にグッジョブ 栄光あらんことを願いながら駆け下りる階段 スライディングセーフ
迷いなき明日へゆこう 行くのさ 今
フッフー フッフー
吹っ切れたわけじゃないけど加速していく思いは紛れもなく本物さ 照り返す夏の陽射しが乱反射 そのあまりのまぶしさに

2007/12/16 20:35

[117014] こども→大人
詩人:アイス [投票][編集]


パパとママからの愛

温かい家族との絆

当たり前のような日々



十分すぎるはずだった



今ではその感覚すら

思い出せなくなるよ



恋人からの愛ばかり

求めててしまうよ





パパとママごめんね





愛する人ができました






これからはもっと

今までの当たり前を

愛に満ちた時間を

幸せを噛み締めながら





歩いてゆくよ



2007/12/16 20:57

[117016] メール-4
詩人:KOOJI [投票][編集]

今日もキミからはメールは来ないだろう。。

それでもボクは、


キミからのメールを待ち続ける。。。



待ち続けるよ。。。

ねぇ…


キミは今何をしてる?


ボクはキミの事想ってるよ。。


キミからの連絡待ってるよ。。。


会いたいし、


今すぐにでもメールしたいし、


電話もしたい。。


けど、


ボクはキミの事信じてるから。。。


待つって


信じてなきゃ出来ない事だよね。。


ボクはキミの事信じてるから。。。


待ち続けるよ。。



不安に押しつぶされそうになる時もある。。

もう、どうでも良いって思う時もある。。







けれど、


キミの事大好きってのは変わらない。。

マヂで愛してる。。。





信じてるから。。。

2007/12/16 20:59

[117018] 気まぐれな彼女
詩人:カィ [投票][編集]

“ねぇ?今日いい天気だよ!”

いつもより甘えた声で言ってみたけど

あなたの返事は適当に

“はいはい”

あいづちを打つだけだから

青い空なんか興味なくなっちゃた

“そんなマフラーなんかとっちゃえば?”

不機嫌にこたつに潜り込む

“行かないの?”

って聞いてきたけど

無言で抵抗

…隣にいてよ。





“ニャ〜ン”

きみの甘えた声に

適当に

“はいはい”

あいづちを打ちながら

見上げた空は青

気まぐれなきみと僕で

たまには

散歩にでも行こうか

“ニャ〜ン”

きみの甘えた声が

こたつの中に消えたから

“行かないの?”

って聞いてみたけど

マフラーほどいて僕も座り直す




“ニャニャ〜ン”

“はいはい”


気まぐれなきみは
僕の膝の上がお気に入りだ

2008/01/09 22:26

[117021] 
詩人:himari [投票][編集]

街並木には
イルミネ-ション

街中はクリスマスの飾り物
寒い外
マフラ-を巻いて
人混みを歩く

雪がふる日は嫌いだ
悲しくなるから

雪が傷に染み込み
そして冷たさを感じて
良い思い出なんて
無いから

早く冬が
終わってしまわないかと
願う日々

2007/12/16 21:41

[117024] 人形のように
詩人:halcyon [投票][編集]




あたしは



ただ


声を殺して泣く。













この感情を、



あなたに気付かれるなんてあってはならない
ことだから。

2007/12/16 22:51
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