ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.12000-12999 - リスト表示

過去ログ  〜 過去ログ(No.12000-12999)を10件ずつ表示しています 〜

過去ログ:

[12003] adieu 〜星に願いを・・・
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

秋の夕べ
窓から見上げる空は
どこか切ないくらいに澄み渡り
びっくりするくらい素直に
君の言葉 受け止められたんだ。。

電話も久しぶりだね
付き合ってすぐの頃のよう
毎日こんな風に窓から星眺めて
君からの電話待ち続けてた

今も僕はあの日の歌を口ずさんでるよ
電話の向こうで君が
何気なく口ずさんでたあの歌を

電話しすぎて
二人して怒られたあの夜も
あげてすぐに失くしたあの指輪も
気づけば君の声ばっかが
僕の思い出を包んでいて。。

この電話を切ったら多分
もう二度と聞くことはないその声を
零れないように両手でぎゅっと抱きしめた

だから星屑の夜に揺られて僕は祈る
君にきっと
この歌が届くようにと
そして君の声が
いつまでも僕の中に響くようにと


星に願いを・・・・



2004/05/13 20:12

[12007] 落っこちているぼく
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

きみの通り道に
ぼくはいつも落っこちている

目立つように 
とはいえ ひっそりと

ビー玉のように光るでもなく
目覚まし時計のように鳴くでもなく

ニュース速報のような
興味もひかない
ぼく

賞味期限は心配いらない
そうはいっても
ね。


今日が昨日になっていく
現在(いま)が過去になっていく


通りすがりに 拾ってよ
見落とさないで


ピアノ線は最終手段。
卑怯だと思うかい


ここに いるから


落っこちたまま いるから

2004/05/13 20:55

[12015] ぼくのココロ
詩人:凜一 [投票][編集]

ばかばかしいことだって

自分でもよく知ってて

かなり夢見てるって

ちゃんとわかってて


汚いココロを

隠すみたいなことしか
言えなくて


自己嫌悪とか

苦しいことも山ほどあって



それでも


思わずにはいられない


君が好きだ

2004/05/13 22:20

[12016] 
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

れんげの土手を揺らして
ごうごうごうと
やってくる

葉桜の一本道を突っ切って
ひゅうひゅうひゅうと
やってくる

門柱に横っ面ぶつけては
カンカン カンカン
と鳴く

耳障りな表札は
やってきたそれに剥がされ
どこかへ飛んだ

行方は気にならない

ただ あのひとが
迷ってしまうのだけは
困る

門灯の下に
ダンゴ虫の行列
目印に

ここへ来る途中に
あのひとまでも
それに
巻き込まれて


飛んでしまってなければ
いい

2004/05/14 21:02

[12018] 次会う時は…
詩人:さくらんぼ [投票][編集]

あなたは私に
何を求めていたの?

そして私は
あなたに何を
求めすぎたのだろう

傷付く事を恐れて

一生懸命に
なりすぎてた



でも


あやまちを犯して
しまっても

君となら

幸せだと思えるよ



『愛してる』の
言葉だけで

勇気が出る気が
したんだ

今は離れ離れでも

次会う時は

きっと

あの頃と変わらない
2人だよね…

2004/05/13 22:33

[12021] 大人になろう
詩人:さくらんぼ [投票][編集]

いつの間にか
離れていた
2人の気持ちが

針の様にとがった
言葉が

胸に突き刺さっていく

そしていつかは
感覚がなくなるように
気持ちも無くなって
いくのだろう。

でもそれでは
寂しすぎるから


大人になろう

お互いの嫌な部分も
認め合おう

完璧な人間は居ない


大人になろう

少しくらい
キライな所があってもいいじゃないか


全部好きにならなくていいんだよ


大人になろう

見せかけの大人じゃ
意味がない


心も大人になろう

相思相愛で居れる様に

2004/05/13 23:22

[12024] ごめんね
詩人: [投票][編集]

会えない時間
多いね…

貴方のために
時間を使いたいのに

仕事ばかりで
貴方のための時間
作ってあげられない

ごめんね。

本当は
もっと
もっと
会いたいよ。

2004/05/14 00:07

[12025] 私の人生色 〜誕生〜
詩人:evans [投票][編集]

私の人生
いろいろな色に囲まれた人生
楽しかった思い出の色
辛い思い出の色
懐かしい色
希望の色
有彩色と無彩色という
朝と夜を繰り返す
自然の色の営み

いま昔を振り返る
黒い真っ暗な産道を通り
はじめて見たのは何色だったのだろう

それは病院の薄い青緑のカーテン
それとも助産婦さんの白い白衣
それとも感動と喜びに紅潮した
肌色の皆の笑顔

しかし私の記憶には
それ以上に辛い記憶の色が
鮮明に残ったに違いない

白地に赤いライン
そして赤色に点燈する光
蛍光灯に照らされる
無色透明に連なる箱
その中に殆ど身動きもせず
じっと置かれている面々
激しく動き回る白い衣装

1100gという極小未熟児
10日間は99パーセントの
命の保障もされぬままに
生死の境をさまよった

ときは流れ
あのときの母の年齢に
7年足した時間を私は
いまも健康に生きている

一昨年の夏、還暦を迎え
紫色のセーターを着る母と
春の光に輝くバルコニーの
色彩豊かに咲く花を見て

いま使命を感じる

母なる太陽によって
すべてが美しき色彩を放つ

われもまた太陽となって
すべてを虹色に
輝かせていきたい

2004/05/14 00:26

[12027] 恋話
詩人:ゆぅ [投票][編集]

泣けない話じゃない
それも悪くない

けれど、今は私が一番
可哀想だと
思わせていてよ…

世界中の不幸せが
舞い降りて来た気分なの


笑えない話じゃない
本当は笑いたい

此々に、貴方がいない
それだけで
笑みも消えちゃう

世界中の誰よりも
貴方を必要としているの

貴方の声から
『逢いたい』が聴きたい

私からは伝えられない
想いが強すぎて…

泣けない話じゃない

笑えない話でもない

ただ此々に
貴方がいないだけ…
それだけの話よ

2004/05/14 01:08

[12030] 知っていたから
詩人:ヒギシ [投票][編集]

夕暮れ色の
貴女のその眼が
見つめていたのは

僕が買った
ネオンの夜景なんかじゃなく
街路樹の蕾だって
ちゃんと知っていた

貴女が耳を傾けていたのは
風のざわめきだとも

貴女が微笑んでいたのは
やっと飛び立った雛にだとも

ちゃんと知っていた

それでも僕が
貴女を掴んでいたのは

貴女がその細い指で
僕の袖を掴んでいたことを
ちゃんと知っていたから

2004/05/14 02:51
このホームページに掲載されている文章等の無断転載はご遠慮ください。

- 詩人の部屋 -