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過去ログ:

[129000] ペンの試み
詩人:凪都 [投票][編集]


風に梳かれた雲の隙間
深く仰いで見た濃紺は
突き立て塗り潰した月のない空。

昨日はもう枯れて
物言わなくなった
君を一言 ころり寝転がせても

私は疲れた目で困り顔
薄く乾いていく色彩は
もぅ白に喰われ 鮮やかに落ちていく。

塗り潰し損ねた隙間はキラリ
同じ色に溶け込み逃げだして
今はどこにも見当たらないのに


君は唯一を持って多くは語らない。


君色を帯びていた
延びて遠くへ消える空へ向けて
結局その口は
塗り潰した三日月のそれだから。

私は疲れた顔で 困った目をして
口数の減った友人に頭を抱え
今日も君の手を引いて
薄明かりの朝を行ってきます。









2008/07/12 01:57

[129001] 毎日見ている
詩人:凪都 [投票][編集]



絡まり混線それが現状
ここは視線渦巻く明日行き交差点

ポジティブを装う逃避行者。
視線に立ち止まると
知らないあの子がわらいかける

私は夕闇黄昏はぐらかし
視力が悪いと言い訳並べ

そんな姿勢に
はにかみ笑いかける
知らないあの子の顔が視線が
隣り合わせの距離になり俯いた。


わらってた笑ってた
嗤ってみているみられている。
あの子の死線から目をそらしたくて





黙って目前の明日へ疾走する
怖がりの私は失速を恐れ
頭上から忍び込む月明かりは
浮かない顔の芯を真を引き当てる。
























2008/07/12 02:23

[129002] ぽんちゃん
詩人:紅麗-クレイ- [投票][編集]



うちの犬の

お気に入りな

プーさんののプーケ

いつもくわえて

『遊んで×2』と来る

定期的な散歩で

お母さんが

買い物する時は

お座りして

待っている

買い物を済ました

お母さんに

尻尾を振って喜ぶ


CMでも言うように

ゆっくり元気に

育ってね☆

2008/07/12 03:32

[129003] 抱擁
詩人:choco [投票][編集]

私だって

寂しいの

かまって欲しいの

みんなが思っているような

『強い子』じゃないから

時々は

抱きしめて

独りじゃないと

実感させて

2008/07/12 06:53

[129004] cool down
詩人:choco [投票][編集]

まず

高ぶった感情を

クールダウンしよう

そして

落ちついて 考えよう

自分は

何がしたいのか

何をすべきか

最後に

自信を持って 行動しよう

2008/07/12 06:56

[129005] 風の旅人
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

風のように旅をする旅人です 僕は
風の吹くまま思いのまま歩いて行く
旅をする間は決して急がずに確かな一歩一歩を踏みしめる
心の中 記憶に足跡を残すように

砂塵にまかれて目指してる高い塔のてっぺんまで走りきる僕
息を切らして気がつけば砂塵などなく
朝霧晴れた視界を埋めるもの
不安だらけの旅はまだ続くらしい
旅がしたいんだと願えば今日という道が目の前にのびて
でもいつか願いの届かない終わりへと行き着く
旅には終わりは付き物だから
僕があの日旅を始めたように
始まりあれば終わりもあるんだ

そんな事 いつから知ったんだろう

今までいくつもの塔のてっぺん 難なく制覇してきたけど
それはたぶん終わりのない挑戦だから
この旅にも終わりはない
また別の塔を探す
これでもない
あれでもないと
上って確かめてる

目指す場所はきっと遠い遠い場所
だからたやすくは行けないんだな
塔を上りきるだけじゃ夢は叶わないかも知れない
意味なんかないかも知れない
けれど僕は上る
また今日も
またひとつひとつ

いつの間にか塔を上ることが僕の夢の形だと想い始めていた
夢みてる地すなわち最果てへと思いはずっと流れる
願いばかり増えてゆく
そしてまた僕は次の場所へと向かう
この足で
この足を頼りにして

宛もなくただ旅をすれば夢はたやすく見つかると思ってた 焦れば焦るほど見えなくなる自分が目的としてる場所願ってる全てそれでも目的地なんか決めずただ自由な思いだけが旅の地図を描く
あてがったいくつもの絆創膏が隠す傷
消毒液でかき消した細菌汚染
傷は目に見える傷ばかりじゃない

方位磁針なんて役に立たない
人生っていう旅には決まった道順や凝り固まった順路や元からあった守るべきルールなんか存在しないから
縛られない道を行く
僕は旅人 風の旅人。

2008/07/12 07:19

[129006] ‡彼岸花‡
詩人:No-Name Doll [投票][編集]

眠る貴方の胸元に
真っ赤な彼岸花の花を

地獄に咲くその花は
貴方の救いになるのだろうか

愛し愛された幸福の日々
今となっては虚無の夢

亡骸となった貴方の隣で
私も静かに眠りましょう


願わくば
来世でまた...逢えん事を..願って…

2008/07/12 07:24

[129007] 風のひとりごと
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕を風にたとえたらどんな風になるでしょう
どこに吹く風になるんだろうか
もし風になれるなら広い草原に吹く風になりたいな
都会のよどんだ空気などない澄み切った青空の少し下を低空飛行する鳥を舞い上がらせる
この背中に乗せて
自由気ままに吹く風になりたい

たとえ話の中の僕はいつだって
本物の僕よりずっと何倍も輝いてて
かっこいいのはあくまでも理想だから
全て僕の自由だからさ

なにに生まれたとしても
つきまとうのはどんな生き物も同じ
その生き物らしい運命や事情を抱え生きることは変わりないさ

たとえ話で進む悲しいひとりごと それは僕の中だけでまかり通る孤独なルール
話がただどこまでも脱線していくけど
今さら気になんかしない

たとえ話がつきたころ
僕が君に話す話のタネがなくなったころ
きっと僕の中で回る世界は終わりをむかえるだろう

たとえ話に始まり
たとえ話に終わる

よりリアルな話で締める
それよりはたとえ話がいいなあ

生きてましたねってだけ
そんな遠い過去に生きてただけの人にしないで
なりたくないから
だからそうなるなら風に生まれ変わりたい
心無い人たちを見張るように意識を保っていたい
目覚めたように少し眠ったあとでいいから

風になった人たちの話聞いてた
風のひとりごと
風になれなかった人たちのグチは

もう誰にも届かない
"ばかやろう"の言葉さえ
もう何にも言えない
だからただ悲しくて

風になれたらなあ
風になれるならば

僕は今すぐにでも人間やめたってかまわない

自由な空へ舞い上がる翼などいらない
透明な羽根でいい
あるつもりで手をはためかせるから

ひるがえしたマントで覆い隠した今日はもう幻も同じなのさ
繰り返す日々に流されていつか全て振り返り思い返す時まで。

2008/07/12 07:38

[129008] きっと…
詩人:CHAOS [投票][編集]


そっと
手を差し伸べる
それはやわらかな愛情

じっと
立ち上がるまで見守る
それは忍び深い愛情

ずっと
大切に思う
何があってもずっと
それはかけがえのない愛情

きっと
思いは伝わる
今すぐじゃなくても
きっと…



2008/07/12 08:45

[129010] 百人十色
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


あなたにだけ届けたい気持ちを今言葉にして伝えるから
ちゃんと聞いててね
僕が恥ずかしいけど勇気を出していうこの気持ちの全てを
歌に変えていうから

もうそろそろ終わりが見えるかな
あの日空にばらまいた夢のかけら
全て今集めましょう 二人の手で

こうして全てが歌になってく
気が付けば僕は僕である証を失い
今では単なる罪におぼれた人

百人十色って昔の人は言い切ったけど
でも僕はその中にさえランクされてない
かわいそうなランク外の人

百人十色なんてうそつきのオンパレードだね。

2008/07/12 10:10
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