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過去ログ:

[130000] 
詩人:夕空 [投票][編集]

なにもない
ほらここには
なにもない
わかっていない
でも
わかりたくもない
もうなにも
のこってはいない
はじめから
なにもなかったから
のこってるのは
なにもない
それだけの『 』

だれでもない
あなたは
なにものにもなれない

死んでも
生きていても
何処からも
何処へも
…行けはしない…


2008/08/02 00:10

[130001] 愛してる
詩人:ワタナー [投票][編集]

愛の言葉をいくら連ねたところで

僕の愛は伝わらない


何回デートしたって
何回キスしたって
何回セックスしたって

僕の愛は伝わらない



でも伝わらなくてもいい

それくらい君を愛してる

2008/08/02 00:10

[130003] ナミ
詩人:夕空 [投票][編集]


月が生まれた夜
空は晴れていなかった
だから
空には月は
なかった、居なかった


夜が覚め
そこに月はいなかった

次の日の夜
月は輝かなかった
だから
月は生まれても居ない

ただ闇に照らされた
海原だけが
微かに感じていた
それでも空には月はいない


それから幾年か過ぎ
ある日
ふと
何者かが
空を見上げた

そこにはもう月はなく
ただの夜空だけが
ひっそりと笑っていた

月は何処にも居なかった

ただ時折思うのです

この空に
ひっそりと咲く
暖かな日差しが
あれば
なんて美しいだろうって





2008/08/02 00:23

[130004] 永く遠く
詩人:めろでぃ [投票][編集]



いくつもの恋をして

たくさんの約束を

交わしてきた



永遠とゆう言葉に

憧れを抱き


永遠とゆう言葉に

理想を求め 縛られて




それでも

永遠とは

程遠かった



この世界に

永遠などありえない


そう思っていたのに




君は僕に

もう一度だけ

永遠とゆう言葉の存在を

確かめるための

チャンスをくれた





もう裏切られたくない


だからもう

信じたくもない






そんな僕だったのに

今 たった今


君の笑顔と

君のぬくもりに


永遠とゆう

幸せを垣間見た気がする




2008/08/02 00:52

[130006] 
詩人:桃井 美結那 [投票][編集]

 
『同情はあっても、そこに恋心はうまれない』
 
あなたの心に気がついてしまった、あの時から
 
『フラれる、その日まで気づかないフリする』
 
あたしはあたしの心にそんな事を誓ったんだ。
 

2008/08/02 04:52

[130007] 
詩人:Smile [投票][編集]


感じられない昔にも
見ることのできない明日にも

手にできるものは何もない

幼かった私にも
大人に見えるあの人にも

今という時は今しかない


つまり今できることは今しかできず

今の友達は今だけの友達

確かなものは、今にしかない。

2008/08/02 06:05

[130008] それは涙(別れ)じゃねぇ
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

この世に置き忘れたモノなんて何もない

見知った街を飛び回る俺は世に言うお化け

別に意味なんて無いのに漂って

後悔なんて忘れる程にたくさんしたし

別に本当に意味もなく漂ってるだけ

なのに何故か身体は鉛のようで

気だるさを連れて俺はいつもだった道をなぞる。

後悔は無いんだ
ただ普遍的な日常に
かったるく欠伸をくれて

元々人付き合いが苦手で

でも何故か無性に人付き合いを求めたモンだから

無情な時を恨めしく涙を流すお前に会った

別に忘れてもいいんだ。

いつもみたいに薄情な口を叩けたら


”どれだけ幸せだった事だろうな?”


口に出した瞬間
本当に溶け出した
幽体浮遊も終わり
最高を飾るはいつも涙か

こんな生理的現象なんざ求めて堪るか

涙なんざまっぴら御免だ。

お前も何時まで泣いてんだ
酷い形で潰れた前の俺は
真っ赤真っ赤で汚ならしい
だから頼むからさ服も手も汚れっからさ

もう抱き締める腕を緩めてくれよ。

もう本当に忘れっちまえよ馬鹿女

溶けてく俺
違ぇよ、違ぇって
目から溶けてんだよ
泣いてなんかねーわ
涙なんざまっぴら御免だ

お前も泣くなよ頼むから
俺は溶けだして広がって
いつもお前の近くで形なく漂ってやっから


お前は俺の存在を消してくれないか?
じゃないとまた、お前に惚れちまうからさ

2008/08/02 06:18

[130009] MotherEarth
詩人:CHAOS [投票][編集]



泣く場所を
探してみた


地球は
どこまでも
まぁるくて

歩けども歩けども
泣くための
隅っこが見当たらない


地球は
どこまでも
まぁるいから

あなたの場所に
戻ってしまった


ようやく
泣くための場所を
見つけたわ

ほら 涙が
零れる前に
早く
背中を貸して


2008/08/02 09:35

[130010] 『GREEN FIELD』
詩人:あかつき [投票][編集]


あいつの汗の軌跡に

ひとつぶ自信が光る


あいつの涙の理由に

強い決意が輝いてる



経験は違う

立場も違う

宿命も違う

言葉も違う

それでも

同じものを目指すなら

僕達は同志です



眩しい空の下

目を塞がないで歩こうよ

一緒に見たい景色が

今ここに広がってるから

2008/08/02 09:39

[130012] はねむしの遊歩道
詩人:こうさぎましろ [投票][編集]



雨おちる午前
アスファルトの湿ったにおい

とうもろこしが
おくるみに抱かれた赤子に見える

あねもねは露を浴びて
しおらしく、しおれている

夏の歩道に散りばめられた
はんてん模様の落葉

二枚対になった蛾の死骸

踏まないように避けて歩く

天分を全うせよと誰かがいった

右手は握りしめすぎて痺れてしまった

左手に掴んでいる裾をやっと離せたのに

足元を蛾が這い蹲るようにして
横切る

死にかけているの?

立ち止まって見送る

どうして生まれたの?

意図すらもわからない質問が浮かぶ

寂しくしていると
あの人がくれた少し高価な菓子
あれが急に欲しくなった

痺れた手は離すのを怖がっているだけ

もういいよ
もういいのよ?

傘の骨に
雨滴がつたう

右折した車がじりじりと
ゆっくりと横切るワタシを見送る


2008/08/02 12:23
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