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過去ログ:

[144000] 
詩人:かがみん [投票][編集]

嘘は嘘でしか隠せない。

2009/05/24 16:44

[144001] 自然
詩人:かけてん [投票][編集]

変えてくれた
濁った瞳を

変えてくれた
濁った心を

濁りきった

僕を君を

変えられる尊き
木々たち
そしてその空気たち

変わる
明日にはまた消えていく

尊きものたちは
そのものたちを尊いと評価した我ら自身が
消していく





創ってくれた
人類の歴史を

創り続けてくれている
僕らの今を

壊し続ける

木々を自然を


僕たちは
そして自滅へと向かう

変わらない
明日にはまた消えていく

尊きものたちは
そのものたちを尊いと評価した我ら自身が
消していく




そして尊きものたちは消えていく

人間の一番尊い人間というものは



消えていく・・・








未来に栄光あれ
未来に幸あれ

2009/05/24 17:22

[144002] 白日夢
詩人:良い席 [投票][編集]

混沌たる浮世にて一炊の夢を見ればいつの日かの悦びを思い出す。
それは遥か遠くの桃源郷で自分が暮らしていた時の記憶の様だ。今ではもうそんな過去の感傷に浸って僭越にも優越を感じるだけしか出来ない。
つまらないは何か。儚くも楽しかったと思わざるを得ない遠い過去の記憶は、本当に昨日の事の様だ。
現実に私が道を進み、私が終わる迄生き続けなければならないのか。私は行き続けている、もしも本当に時間が流れているとしたら。
しかし私の歩んだ道には何も残らないだろう。私の涙した過ぎ去った道々はもうどこにも見当たらないかもしれない。
只空しくも人として生を授かり、人として死を迎えるのだ。その間に何があったのだろう。私は本当に存在していたのだろうか。
私の生死の前後には何があったのだろうか。道中の看板は悪戯によって向きを変えられていた。しかし私は奇を衒って従わずに違う道を辿った。私は道草をし、野原に寝そべり煙草を吸った。煙草の吸い方もしらずに吸ったのでゴホゴホと噎せている。私の口からぷうっと出る煙は見上げる空の雲には遠く及ばない。私の吐息は野原の花を枯らした。恐れてその場を去り、また道に戻った。ブツブツと独り言を言いながらわざとふらふらしながら道を進んだのだ。通りすがりの人々はまるでどこかで見た事があるような人々ばかりだった。私は道を歩き続ける。けんけんぱと時には遊んで、立ち止まって振り向いて手を振ってバイバイしたなら私は走り出す。悲しみのススキの原を風のように突き抜け、虫や蝉の声が聞こえなくなった頃、私は行き倒れるのだろう。そこに一厘の花でも咲いてくれたら、ロマンチックなものだ。

2009/05/24 17:23

[144003] 真実
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕は生きてる
君も同じだろう
僕は笑えてる
君も同じだろう

そんなありふれた二人の真実は誰にとっても同じ真実だ

当たり前なそんな真実に安堵感を感じ人びとは心に花を咲かすだろう
希望という種を宿した心が絶望を枯らしてさ

僕らが今 存在している真実がよくできた偽りならばそれもいいだろう
ただ僕らは寄りかかる
そんな真実に
真実に真似をした
偽りってものにさ

だけど真実は光る
今日もすべての人の中
確かな道しるべになって足下を照らすんだ
手鏡のように自分の姿を小さく小さく映す心に悪魔が映っても悪魔が優しく微笑めばいい

真実ばかりを信じたくはない
真実ばかりが光を浴びる事はない
真実ばかりに教えられることはない
真実ばかりで扉は開かない

新しいドアに
そのノブに手をかけて開こうとする勇気に明日は応えはじめて光る その時
真実は本当の姿をあらわす

それが本当の信じるべき光かもね

君が信じた道を行きなさい
つむじ風 吹きすさぶ街の中
今日もひとつの嘘とひとつの真実を手に見えない闇に挑む

明日もまた何かに従いながら生きる
それが存在する唯一の方法
だとしたらだとしたらそんなものぶち壊してぶち壊してぶち壊して僕は自由の翼広げ笑う
高らかに

僕は僕が 君も君が
全世界の人が
自分で信じる真実を叫ぶ

それが人により
異なろうと
その人には揺るぎない真実

笑うな 笑うな
笑わせるな

真実はひとつじゃない
答がひとつじゃないように
人の数だけあるのさ

だから人はケンカもするし憎みあいもする
様々な真実が 違う色の真実が交錯するから 違う真実が重なりあうことはないから

君がいいんだっていうなら信じる真実を裏切らないで最後まで守れ
僕には解らなくても君には違いない真実。

2009/05/24 17:29

[144004] 表情
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


笑う 泣く 怒る
拗ねる 渋る
はにかむ 嘆く…
人の表情はめくるめくファンタジー

君のまだ見ない表情も引き出したいな

僕には見せてくれるだろうか

無表情も表情の中のひとつだから
人はのっぺらぼうにならないかぎり表情をなくすことはできない

だからずっと君の無表情 見てるよ
君がまた笑ったり泣いたりしてくれるまではしつこくしつこく傍にいるよ

めくるめくファンタジー
表情は宇宙より無限大

二人で見つけあっていこう 探しあってゆこう

めくるめくファンタジー
表情探しの時間だよ

君にいう。

2009/05/24 17:36

[144005] ジャンボリーに、いっちまった
詩人:やまびこ [投票][編集]

まかひこちゃんは、ジャンボリーにいっちまった

蒸し暑い季節にそなえて、

エアコンのきいた場所をオアシスとする

一日15分はあせかくものの


きのながい根性論でゆけばひざしがみえてくる


もう月は地球の庭にある

プラスマイナス百度の世界に埋没し
プラスマイナス15度の世界からみたそこを
深くただよえるねぐらにできまいか

2009/05/24 17:57

[144006] ひつじの涙 ぼくらの涙
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ある瞬間に見た君のどっかから放たれた見えない光に僕の影は跡形もなく粉みじん

ありがとう
愛してるよ

手をつないで抱き合って

影をぬぐい去り
僕は
光を抱く
ふるえる羊は卒業したよ

メェー メェー
メェー メェー
泣き虫の僕は泣き続ける 君に
メェー メェー
メェー メェー
泣き虫の君も泣き続ける 僕に

二人は互いの涙を拭いあって世界の誰にも身勝手な愛なんて言わさせないのさ

感情の向こう側から溢れる光の球に包まれて
二人は二人でいられる時をかみしめてちょっとだけ休んだらまた復活できんのさ
ここからスタートできるのさ

笑って泣いてさんざんわがまま言ったから疲れたろ
さあ 家に帰ろう
また楽しい事が待ってるよ
二人ならすぐに笑いあえる明日まで手が届くさ

時空の向こう側から心配した未来の僕らが僕らに会いに来て
光の球を渡す
僕らそれで不思議に仲直りした

嗚呼

そしてそして感情の向こう側から溢れる光の球に今は包まれて
言葉すら何も言えない
悲しい涙 黙らせろ
嬉しい涙 代わりに流そ

メェー メェー
羊が一匹 まだ残ってた 心に
だけど飼おうかな

君の中の羊 僕の中の羊
見れば涙と同じ色の毛並み
二人の中に一匹ずつ羊がいるようだ
メェー メェー 泣き続ける 昔の僕ら思い出す

やっぱり そうだね
涙とは縁切れない

だから僕らと何も変わりなんてないのさ
羊も弱虫 僕らも弱虫
だけど単に泣いてるわけじゃない
泣いている中でもいろんな事考えてる

単にイヤミな輩はそれを認めたくないだけさ
今は乾いてるあの涙
明日また流れるかもしれないその涙
僕らははじめて見た時流れ星と間違えたけど
羊は鳴き続ける
何もない闇に向かって
永久を望んでやまない僕らのようにさ羊は。

2009/05/24 18:02

[144007] 2つのコップ
詩人:さきネコ [投票][編集]


2つのコップ

硝子のコップ

透明で 綺麗



片方には

幸せが



片方には

悲しみが



けれど どちらがどちらかわからない



両手に持って コップ

どちらか一つを飲み干そう

何度も瞳は往復するけど

結局時間が過ぎるばかりで



選べない

それならいっそ

全部混ぜて



混ぜて



・・空へ



砂糖と毒が混じり合い

宙に舞うのを



眺めた


2009/05/24 18:19

[144008] えさのじかん
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


喜びなど餌の時間に過ぎない

食べちまえばほらむなしさに心が悲しい

そのほうがよっぽど悲しい

喜びを知らないほうが幸せだった

知ってしまったあとの僕らは悲しい

でも知らない僕らをイメージしたらなんか悲しい

どちらにしても悲しい

度々僕らに訪れるえさのじかん

悲しみと喜びのあいだでつかの間の自由なんかでくずれる顔
悲しみの間には喜びがそして喜びと悲しみの間には悲しみが何そうにも
その間 さらにその間でサンドイッチ状態でレタスやトマトの気分で今日も肩身が狭いな
世間に吹く風冷たいな

そんなありふれた悲しみ

度々僕らを締め付けるじかん

度々訪れるえさのじかん

疑うこともしばしば
最近は
だけど結局完食するよ
何もないから残さずおなかを膨らます
だけど無意識に食べている

命すら一緒に食ってる

そんな爆弾じみた喜びの美味なこと 美味なこと

悲しみの塩味
喜びの甘味
マッチして美味い
だけどなんか悲しい
やっぱり悲しい

えさのじかん
えさのじかん

例えば金魚の気分で水槽の中
ひたすら待つ

えさのじかん
えさのじかん

悲しいばかり
嬉しいだけの
線香花火の人生
むなしいばかり
切ないだけの
感じるものの大きさだけが嫌にリアルな

えさのじかん 今日もまた何回か僕を笑わせたよ、切なさと後味の良さをはらみながら食後の切なさも美味で永久に食べていたくなるのさ

こんな気持ち
わかってくれるだろうか

僕以外の誰かは

産まれたからこそ
感じる永遠への渇望
それを増幅させる喜び

悲しい嬉しい
えさのじかん
食事のじかん

心に今日も泣く泣く食べさせて いる。

2009/05/24 18:21

[144011] いつも心にスマイルを
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どんなに悲しくても
どんなに辛くても
どんなにさびしくても
自分だけは信じていこうと思う
心にはいつもやまない雨が降る
それは産まれたころから変わらない事

自分を信じられるのは自分だけだと最近忘れていたんだ
自分を抱きしめて泣いたあの夜さえ記憶からまるでないもののように消し去った

それでも花は咲く
命は明日へ続く
また笑顔になれる
嬉しい事 あれば

笑いたい 笑えない
しかたないよ
そう自分に言うたび心が苦しくなる
泣きたい 泣けない
涙見せられず
感情すらも抑えているしかないのか

本当の事が大切にされるべき世の中なのに本当の事はつまらない常識に黙らせられたまま 悲しく無言で置き去りだ

それでも それでも
それでも
僕は信じてる
そんな世の中でもいつかいつかいつか本当の気持ち わかってくれる日がくると独りの寒さにふるえながら待つんです

いつも心になけなしのスマイルを抱きしめて

お人好しなだけかもしれない日々は続く
ずっとずっと向こう側へ続くのです
僕は生きるのです

泣き顔のような笑顔いくつも浮かべながら

僕にしか 君にしか
僕は僕の悲しみ
おかれた境遇
今ある現状
わからない
その見えない事実を
苦しいところを誰か世界に説明してくれ。

2009/05/24 20:14
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