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[147000] 無名無明
詩人:竜宮這 [投票][編集]

せかいがある

おれは一人の人間に過ぎない

残念ながら神ではない

くやしながら創造者ではない

おれはせかいにいる

どこにいるかはわからない

どこかのどこかにいる

俺は一人の人間に過ぎない

駅の人込みの中に俺はいるかもしれない

街の人込みの中に俺はいるかもしれない

どこか学校のどこかの教室に俺はいるかもしれない

俺は死亡するのを望んでいる

俺は現実にうんざりしている

もうこころなどない

やぶけてどこかのかぜにとんでいった

なにかの水でびしょびしょにぬれた

だれも俺に気付かない

俺もたまにしか気付けない

世界のどこに俺がいるのだろう

だれか知っているか

ごみのような地球上の、どこに俺と言う人間はいるのだろうか

だれか知っていないか

2009/09/01 21:52

[147001] たんぽぽ
詩人:ぽぽんた [投票][編集]


青い空にミルクを零し

甘くて柔らかい光を浴びよう

優しく触れた風たちと

出会いの歌声で踊ろう

黄色の笑顔は

太陽に似ていた



あなたはコーヒー

わたしはオレンジジュース

溶けるように手を合わせて

まどろんだ春風に

旅立ちの歌を教わる

わたあめの帽子で

夢の種を抱く

2009/09/01 21:57

[147002] 今日も僕達は
詩人:どるとる [投票][編集]


今日も僕達はフラフラ 眩暈がするような1日をなんとかかんとか暮らしてる
笑うどころか泣くこともない太陽を後目に雲は時々涙をこらえきれず大量の雨粒を下界へ吐き出す

明日の地図を頭に描き損ねて宛もなくたださまよう迷子の1日にも光は見えないだけでここにある
すぐそこにある
どんなことも骨折り損にはならないさ
ゆえに失敗も後悔も過ちさえもそれぞれに意味がある
偉大なる理由があるのさ

だから進め
恐れず進め
立ちはだかる壁をもものともせずに
雨の中 風の中
立ち止まるときも生きる気力を捨ててしまわないで自分よ
いつもいつも懐に財布よりずっと大切にしまえ

予測にもないような突然の訃報に涙を見せないように頑張るよりも自分の今をちゃんと見極めちゃんと地面に足が着いてるかたしかめることを最優先に迷える時を行け

今日も僕達は具合悪くなるくらい迷い悩み苦しんでるから
忙しくないわけがないさ
眠ってたって頭の中ではいろんな回路が動きまくってるんだ
少しはそんなことを踏まえろ 踏まえたうえで扱いを考えろ
世の中よ 人使い荒すぎるぞ

今日も僕達は
明日もおそらく
何かが忙しくて
何かが大変で
何かが悲しくて
何かが嬉しくて
だからだから
生きてるし
時々は
天に召されたくもなるんだ

無理もないさ
だから
それを
変だとか言ってくれるな
それを
むやみやたらに常識で撃ち落とすな

よーく聞こえる耳があるなら聞き流さず聞いてくれ 世の中
僕達は叫ぶから
うるさいくらいに
それぞれの願いや思いをウタにして

ゆえに詩人はひとり今日も言葉のプールのなかでただ上手に容易く溺れるのだ。

2009/09/01 22:04

[147006] イマ
詩人:どるとる [投票][編集]


今は明日をつくるため必要な1日
瞬間は次の瞬間を生むために必要な時間

無意味なはずはない
すべてに意味がある
1秒さえもある意味が
1秒がなかったら次の1秒の自分はいないんだから次の1秒がある意味が前の1秒の自分だから
1秒後の自分には1秒前の自分が必要なんだ

長い時間にして考えたら意味がなくても先を見れば意味がある

そのための今だ
いつでも
目先に惑うな。

2009/09/01 23:07

[147009] 現在香水は使っておりません。
詩人:あー。 [投票][編集]


私は私自身の香りを嗅いだ


傲慢な気はないだろうかとか、

下手下手に出すぎやしまいかとか、


よけいなお世話が香って
苦笑した満月だった





彼は気付いただろうか


明日は満月だよと述べた

タクシーは飽和状態だけれども

彼は多分きれいだよと言った。





私は私自身の香りを嗅いだ。

傲慢な気はないだろうかとか、下手下手に出すぎやしまいかとか、



苦笑した満月だった

2009/09/02 03:32

[147010] 
詩人:紅麗-クレイ- [投票][編集]



僕は此処に

蕾を埋める


沢山の

切なる想いとか

幾千の

言の葉も一緒に


蕾は春に成れば

芽を出して

夏には華に成り、

秋には種と成って

冬には蕾に戻る


精神論かも

知れないが

蕾は今日も

何処かの

誰かの心に

華を咲き誇るだろう

2009/09/02 03:32

[147011] アタシノナ
詩人:アマネ [投票][編集]

君が呼ぶ名はアタシではなく
アタシが呼ぶ名も君ではなかった

それでも確かに体温は繋がり
君の熱はまだ胸に残る

首を絞める特異な関係は続かずに
それでもアタシは君が好きだと笑った

呼べなかった名前を今更何度もなぞっても
意味など無く霧散する



君に呼んで欲しかった名は、。

2009/09/09 01:12

[147012] 虫食い
詩人:快感じゃがー [投票][編集]

期待したばっかりに、空回った

切なすぎて泣けてしまう
これまでの色々

虫食いを気にしてるうちに
すべてが変わって

劣化した

君が褒めてくれた
模様も
何処かにいっちゃった

苦しすぎて死んでしまう!

馬鹿みたいに
のた打ち回った夜...。

それでも

もう一度、
立ち上がろうと思えたり

がんばってみたいと
思えたんだ

君より好きになれるひとも
見つけたいって
ほんとに、思った

確かに決めた

だけど

世界は
そう、簡単に
微笑んでくれないの

疲れることに、疲れてる。

面倒なもの
ぜんぶ、
排除したいよ

この魂だって
君に
あげてもいいよ

悲しすぎて溶けてしまう
これまでの色々

これからの色々...。

わたしは
刻むしかないんだ

こんなに
穴だらけの今も、
現在も。

向き合ってゆくしかないんだ
きっと

切なすぎて泣けてしまう!

君がいらないと言った
君は

あのとき、
そう言った

2009/09/03 16:38

[147013] ただ君よ、不幸あれ
詩人:アマネ [投票][編集]

伸ばした先の 光なら消え 闇は続き
五感擽る真実は 虚無の嘘へと誘う

甘ったるい梔の香りは
口無しの死人の手招き
払い退け辿った煙は
ピリピリと 舌先に鋭く
覚醒を助長させて 蝕む紫

確かなものを選ぼうと
曖昧に並べる言葉 惑う心

叶わず 応えぬ 声を待ち
幾日も 繰り返すは愚考

「温もりなど 知らなければ 望まぬものを」
と 呪えども
知らぬを知るは 業の環

放った熱は 残らずに
発した声は 響かずに
ぼやける輪郭なぞるのならば
「ただ君よ、不幸あれ」と
笑うて生きるだけの事

ただそれだけの 滲むは命

2009/09/02 06:18

[147014] 鼓動
詩人:BattlE HearT [投票][編集]

鼓動の回数は決まっているらしい

人より鼓動が早い俺

毎日走ってる理由

罪や罪悪感

孤独と仲間

いつからか
連れて来た不眠症

睡眠薬と煙草

全てを一人で
抱え込む

覚悟はできている。


なぁ、この身体よ…

お前は正直者だな。

2009/09/02 06:43
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