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過去ログ:

[171000] 記憶
詩人:さみだれ [投票][編集]

忘れたこと
忘れてはならないこと
忘れてしまったこと
忘れること
覚えていることは
髪の毛を伝って
地面に落ちて染みる

忘れられることは
睫毛に光の粒を
光が見えなくなる

覚えていたことは
窓から飛び降りて
二度と帰っては来なかった
忘れないことは
息の生暖かさや
それを送るものの尊さと同じ

2011/09/09 21:38

[171001] えんどれすないと
詩人:紙一重 [投票][編集]


僕には味方が沢山いて

みんなが心配してくれるのに

僕はそれでも暗い海で
溺れそうになってしまう

もうなにも
返したくない

一人の殻にこもりたい


ほっといて なんて

すごい贅沢な

そのうち誰もいなくなっても

不思議ないのに


ごめんね
ありがとう

ほんとは

少しでも返せたら

いいのに…

2011/09/09 23:08

[171002] 灰色でも
詩人:清彦 [投票][編集]


小さく微かでも

呼吸を続けてる

どんなに寒い夜だろうと

息をし続けるんだ


目の前が突然

暗闇に覆われても

鼓動を聞きながら

歌い続けるだろう





炎は例え僅かでも

確かに暗闇を照らす

赤く切ない程熱いのは

儚い夢だから?







本当に悲しいのは

全て消えてしまう事

歌声は止まないだろう

その

終わりを迎えるまで




 

2011/09/10 00:32

[171003] 歌う事が無い
詩人:清彦 [投票][編集]


うわあ

音楽はいいな

耳から入って身体中

這いずり回る

彼等のメッセージ




聴き過ぎて

効き過ぎて

危機過ぎて

声に出来ないで

喉を強くかきむしる




壊れそうで実は

既に壊れてる

俺の心臓

波打つバスに乗っかって

飛び出したいのに





発言が怖い

行動が怖い

指差されるのが怖い

っていうか俺まともじゃない




何も歌えない

叫べない

うなずきながら

聴いているだけ


語れない

見せられない

心地良い音を選んで

合いの手を打ってるだけ





しょーが無いでしょー

しょーも無いでしょー

語る 語る 語る 語る

俺が送りたいメッセージなんて

あいつら勝手に理解出来るさ



やっぱりもう歌えない

テーマが無い

じゃあ聴くしか無い







消えちまったよ

あなたと


 

2011/09/10 01:24

[171006] モザイク未来
詩人:どるとる [投票][編集]


僕の中で渦を巻く
不安や焦燥感
生きることが
これほどまでに
難しいとは思わずに

短絡的な思考を持ち
単細胞な脳みそで
解き明かそうとした
僕は愚か者に相違ない

この街にあふれてる
人の数だけ
不安はあり
焦りはあり
そして
それ以上の物語がある

手を伸ばして
つかまえよう
希望という名前の
未知なる明日を
つかまえよう
ためらうことはないのだ

目の前にある扉を
ただ開けばいい

僕の中に広がっている
青い海の彼方に
輝く未来

なんとなくでわけもなく日々を生きて
退屈を紛らわせるように今日も僕は人の悪口ばかり言うよ

この街にあふれてる
人の足跡をたどれば
いくつもの涙や笑顔に出会えるでしょう
でも消え失せた命とはもう言葉を交わすことさえかなわない

羽を広げて
飛んで行こう
その身にまとった
いくつもの
可能性に夢を見ている

扉を開けば その先には描いていたような未来が僕らを待っている

僕や私の未来は
明るい未来でしょうか?
神様は口をつぐんで
教えちゃくれません

手を伸ばして
つかまえよう
希望という名前の
未知なる明日を
つかまえよう
ためらうことはないのだ

目の前にある扉を
ただ開けばいい

モザイクのかかったような 秘密主義の現実に 世の姿を重ねれば どちらの悪も同じようなもんだから
互いに気まずくて 何も言い返せないまま
時は流れ やがて 人の命は枯れてゆく

明日がどんなに僕らを嫌いになっても
僕も私も明日を嫌いになることはできない
生きることを 生き続けることを選んだならば 悲しみも痛みも苦しみも受け入れる覚悟で 扉を開くんだ
未来とは 1秒先の時間の違いさえ そう呼ぶのなら きっと1秒先の僕の決意は大きな力になるのだろう
だから僕は未来を信じて 歩いて行くのさ

それが君の未来
それが僕の未来
想像を超えた未来
モザイクは今剥がれる。

2011/09/10 10:20

[171007] あの時が最期。
詩人:IKUMI [投票][編集]


君に最期の詩を
贈ります。



君を疑ってごめんね?
連絡が
取れなかったのは…





ねぇ?
どんなに不安だった?

どんなに怖かった?

どんなに苦しかった?

どんなに痛かった?

どんなに…どんなに
寂しかったの…?



私は君が
そんな状況の中…
今の彼氏といた。



今の彼氏は
悪くないよ。



全部私が悪いの。



ごめんね?



本当にごめんね…?



ねぇ…もう
逢えないんだね?



みぃちゃんって
あなたが付けてくれた
あだ名も呼んで
くれないんだね?



一緒に映画観る約束は?



飲みに行く約束は?



お出かけする約束は?



ねぇ…





いつか絶対に
好きだって伝えるって
言ってくれたじゃん…



その約束は…?



ねぇ





どうしていなくなるの?



君の声で好きだって
聞かせてよぉ…っ





今頃君は天国に
いるの…?



ゥチをどう思ってる?



ごめんね。


2011/09/10 11:49

[171008] しあわせ
詩人:里雨夜 [投票][編集]


朝起きると

君の寝顔が横にあって


君の笑顔も

君の泣き顔も

君の拗ねた顔も

僕に向けられていて


君の幸せそうな寝顔を眺めながら
夜眠りにつく



そんな奇跡のような一日を

毎日積み重ねて

何十年積み重ねて

人生から旅立つときに

しあわせだったと

君に笑ってもらえたなら


僕はひどくしあわせなんだ

2011/09/10 14:14

[171009] 君には華がある
詩人:どるとる [投票][編集]


トゲのないバラには魅力なんてないのさ
バラにはトゲがあるから美しいんだ

声を嗄らして泣いても誰も慰めちゃくれない 冷たい世の中
それでも君ってやつは強く強く生きてる
そんな君を見習って
僕も強く強く生きてゆくよ

特別な事は何もできない 役に立たない僕だけど なぜか人間って不思議な生き物で
そこに誰かがいるだけでも とりあえずの助けにはなるみたいで 僕にはそれが君みたいで
だからいつだって君の傍にいたい
自分の愚かさをわかっているからこそ君に何かしたいのさ
君には華がある
君には夢がある
君には金がある
だけど僕には何もない
だから君が必要なんだ
君には華がある
君には自信がある
君にはゆとりがある
それでも足りないものがあるでしょう
ここにいる不器用な僕が君の傍にいれば
きっとちょうどいい
バランスのとれた毎日になることうけ合い

だから傍にいるよ。

2011/09/10 15:26

[171010] 生きることの全て
詩人:どるとる [投票][編集]


夕暮れ 自転車に乗って 宛もなく 出かけた 土曜日

小さな夢と 少しばかりの期待を胸にして
きれいなきれいな
夕暮れの空の下
自由に羽ばたく鳥のように僕は大地を飛び交う羽根のない旅人になる

人の人生を笑う人に
人の苦労なんかわかるはずもないんだ

どんな事があったって生きていくことのほかに素晴らしいことなんかない
生きていればこそ
悲しいこともあるけど
こんなふうに人を心から愛することだってできるんだ

だから涙の雨に降られても 大丈夫だよ
言い聞かせて
歩いて行こう

五月雨 降りきって
カレンダーを見れば
季節は九月のあたま

風に吹かれて 孤独を一層 強く感じる季節になれば 凍える胸が切なくて 思わずこぼれる涙 真夜中に輝く
月をにじませてゆく

どんな事があったって生きていくこと事よりも大事な事などないから
生き方などはべつとして どんなに不器用な今を生きてる人の人生も一度きりだから どんな人生も意味のない人生なんかじゃないさ
だから誇りを持って今を生きよう
どんな悲しいことがあったって 生きてる自分を誇りにして
どんな悲しいことも今までのように乗り越えていこう 結果などついてこなくても生きることに意味がある だから歩いて行こう

いつものように
へたくそな口笛を
吹き鳴らして
涙止まらぬ夕暮れに
今日もありふれた言葉をつぶやくよ

ああ きれいだな

生きることの全ては毎日の普遍的な繰り返し その繰り返し

自分が思うより
うまくやれてるよ。

2011/09/10 15:44

[171011] 輝ける明日のために
詩人:どるとる [投票][編集]


何をやっても
うまくできない
不器用な僕は
神様から見放されてる
そんなふうに自分を責め立てても
仕方ないのは昔からわかってる
でも時々 泣きたくなるんだ
夕暮れが あんまりもきれいで そんな嘘をついても 涙の理由をはぐらかす愚かな僕を許してね

あざやかに 色を変える季節の中で
あの頃から比べりゃ少しだけ 大人になった僕がここにいる

生まれたことには意味なんかなくても
生きることに意味を見つければいいのさ
それはそれぞれが決めることだから
人によって生きていく意味は違う
僕は僕の 君は君の生きる意味を探して行こう

流れる雲を追いかけるように意味のない繰り返しの先にたどり着く 生きていることの意味と生きてきたことの喜びが解る日がやって来る

さあ 今を生きることに意味なんかないにしても 今を生きることで果てしなく長く続く旅の先に光を見いだせるなら
僕は今を諦めるより今を生きることを選ぶのさ

輝ける明日のために。

2011/09/10 16:00
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