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[179002] 幸福の窓辺
詩人:どるとる [投票][編集]


この窓から見える景色は瞳が見ている景色 嘘の入る隙はない 全てが本当のこと

遠い異国の窓辺には
今も戦争が見える
くだらない理由で
今日も人がその命を奪いあう

僕の部屋の窓からは
退屈な昼下がりが
ほら見えているよ
幸せというには
あまりにもわかりやすくて穏やかな毎日がいつか崩れ去ると疑ってしまうよ

僕の瞳が窓の外の景色を 美しいものは美しいと醜いものは醜いと嘘偽りなく心に伝えれば
ただの退屈も幸福に思えるから
何ひとつ不満はなく
ただのひとつさえ僕にはこれ以上何かを望むことさえできない

そこにある平和という価値のない宝石のような毎日と
遠い異国の人たちの思う幸せとを結ぶのは違いすぎる思い違い
僕らは真顔で嘯く
幸福とはお金や贅沢をすることだと
窓の外に広がる
充実した日々を呪う

これが本当の幸福だとしても絶え間なく僕らは欲張って
戦争のない国でも
つまらないことで
人を憎み 美しいものを美しいと思う当たり前な心さえどこかに置き去りにしてきたような

幸福の窓辺から 見える瑠璃色に輝く世界をそのまままっすぐに美しいと肯けない

僕らには二度と見えない景色だ。

2012/10/11 21:53

[179003] 欠伸の歌
詩人:どるとる [投票][編集]


欠伸が出るほど
ああ つまらない
毎日だな
だけどその中にも
幸せは確かにある

世の中には当たり前な
そう当たり前な暮らしにさえ困る人もいるらしい
僕らが思う当たり前なんて通用しない国もある

贅沢な人ばかり
欲張りな人ばかり
あれが欲しい
これが欲しい
どうしてこんなにも
僕らはこれ以上ないほど幸せなのに
ふつうの幸せ 平和な毎日じゃ心満たされないんだ

欠伸が出るのは
幸せだって証
本当だよ
恵まれてないって思うのは気のせい

欠伸が出るほど
ああ つまらない
毎日でも
必ずどこかで幸せに気づけるよ

小さなことだけど
なんとなく思うんだ
お金持ちじゃなくても心の貯金箱ははちきれるほどの幸せで満たされてる
少しずつ なんとなく たまに思うこと
くだらないほどありふれた誰もが見向きもしない ちっぽけな毎日が きっと僕にはふさわしい
メソメソ ハラハラ ワクワク ドキドキ
明日は何があるかな
とりあえずは笑おう

欠伸が出るほど
つまらなくてもいい
明日も明後日も
欠伸が出るくらい退屈な日であれ

裏を返せばそれは幸せってことだから
僕はそっとひとりでそんな幸せに笑うよ

欠伸が出るたびに
幸せになれるよ。

2012/10/11 22:14

[179005] 自画像
詩人:どるとる [投票][編集]


他人を通して自分が見える
他人の不幸を望む悪い自分がいる

他人の行いがまるで自分のことのよう
他人は自分を映す鏡に見える

自分のことをいつでもわかっているようで
自分のことが一番わからなかった
自信満々で描いた自画像は僕には少しも似ていない

自分のことが一番わからない 誰も皆、同じ
他人を通してはじめて気づくんだ
他人の瞳に映った自分が自分も知らない本当の自分だと

描き直した自画像はぎこちなさそうに笑いながら どこか悲しい目をしてる だけど本当を語っている

悲しかった
嬉しかった

その全ては他人が知る
自分も知らない悪や善が
光と影のように入り交じる

そこに本当の自分がいる。

2012/10/11 22:26

[179007] ここにいるということ
詩人:どるとる [投票][編集]


ありふれているということ 多分それが全て

椅子があって 机があって 飯が食えて たまにエッチなことをいう

恥ずかしくって 照れくさくって 情けなくって 甘酸っぱい

眠れない夜があって 寝起きのわるい朝があって たまにはケンカもする

そんな日々 これからもこの部屋でつづいていく

なんとなく それを
僕は幸せと呼びたい
わけもなく 君に
僕は愛してると言いたい

ここにいるということ
そんなものは本当はきっとくだらない

意味などない 探す手間を省いて僕は叫ぼう

種も仕掛けもないということ 多分それが答え

テレビがあって ラジオがあって ついでに優しい恋人がいればいい

ついてる日もあって ついてない日もあって 雨の日も晴れの日もある

そんな人生 今日はその中のほんの一頁
色々なことがある

なんとなく それは
僕に幸せを教える
そんなこんなで
君という人と出会った

ここにいるということ
そんなものは考えることさえくだらない

理由などない 面倒だからと流れにまかせて生きる

笑って 泣いて たまに怒って 悄げたり 喚いたり 背中合わせでケンカしたり 互いの誕生日祝ったり
色んなことがあって
楽しければいい
二人が二人であればいい

そんな日々を愛と呼ぶのならば

当たり前すぎてくだらない

遠慮もせずに 躊躇もせずに 僕は幸せと叫ぼう

君や僕がここにいるということ もうそれがこの世界の全て

そしてただ生きる
それを人生と呼ぶのならば 何も間違えはない

歩いて行こう
たまには躓こう
ずるもするし
落ち込んだりもする
そんな日々が全て
いつかこの世界に生まれた僕に与えられた時間だと夜通し考えても何ひとつ浮かばない

それなら ここにいるということ それだけでなんの意味もないこと

そういうことでさようなら。

2012/10/11 23:01

[179009] 変愛
詩人:緋子 [投票][編集]

何をされようと、裏切られようと、
これっぽっちも痛くはない

どんな終末も、すりぬけていく。



好きじゃない。

ただそれだけに行き着いて、
ただそれだけに終わる

ありふれた言葉に、
ありふれた答えを返すだけ。

好きなんじゃなくて、
嫌われたくないだけ。

私の恋愛。


音のない、意味のない、
乾いた心臓を長い髪で覆い隠し
恥じらいに見えたなら笑顔で釘を打っておくよ

中身なんてないのに


跳び跳ねて、はにかんでみても
心は波打たない

その正体に気づくのは、いつも終わってから。


私は君という他人じゃなくなった他人に
どうせなら嫌わないでほしかっただけ

好きの本質も知らないで、貪ったつもりになろうとしてただけ


真面目に真正面に向き合うことができる愛を知りたかったけれど
掴むことができた時点できっとそれはニセモノなの。

2012/10/14 03:07

[179010] 青い空の呼吸
詩人:中村真生子 [投票][編集]


胸を広げて呼吸をし

少しずつ

心を広げていく。

いつの間にか

心の窓も

少しずつ

開いているようにと…。

そしていつか

心に青い空が

広がるようにと…。

たとえ

曇りの日や

雨の日があっても

青い空ともに

生きていけるようにと…。



2012/10/12 09:41

[179011] 雲の速度で
詩人:どるとる [投票][編集]


どうして人はいつも
急ぐ旅じゃないのに
忙しない日々を過ごすのかな 僕から見ればばからしい

時には 急な上り坂
かと思えば楽な下り坂
山あり谷あり そんな人生はつづく

たまに泣きたくなって
たまに笑ったりして
心の中に映る景色のままに 僕らは歩く
文字通り 行き止まりまでは

雲の速度で 歩いて行こう
悲しみ 喜び 引き連れながら
雲の速度で 生きて行こう
ありとあらゆる欲に誘われながら

どんなときでも いつ何時でも 急いで躓くくらいなら ゆっくりのんびり 生きて行こうよ
急いだってしかたないさ

雲と一緒に 歩いて行こう
色んな夢を眺めながら
雲のように 生きて行こう
有らん限りの人らしさ持ち寄って

雲の速度で 歩いて行くのさ

急ぐ旅は僕には似合わない

旅はのんびり ゆっくり 行こう

世の中の速さに流されて 何か大事なものを忘れてしまっているような毎日ならば

見上げてごらん
あの雲が全て知ってる

今日は雨でも明日は晴れる 繰り返される日々の色々

とりあえず笑うことからはじめよう

案外 素敵な明日が待ってる気がする

だから雲の速度で
いつか終わる旅を一緒に歩こうよ。

2012/10/12 12:17

[179012] 未完成のまま
詩人:如月。 [投票][編集]

 


空の色

秋つれて物語のよに


また少しずつ

移り変わり行く




2012/10/12 17:10

[179014] →→→
詩人:如月。 [投票][編集]

 

→↓→→↑↑↑↓→→


宝くじでも
買いに行け

三枚でよい

→↓→→↑↑↑↓→→

に惑わされるな

副作用だろ




2012/10/12 17:16

[179015] 秋のAM:PM
詩人:如月。 [投票][編集]

 


陽差しに弱い人も

なんとか外出出来ます

秋のAM:PM


秋の星空は薄かったかな

でも夜の秋

薫りの向こう夜天

いつもと違う詩

秋の感性

うたうでしょう



2012/10/12 17:23
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