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過去ログ:

[183000] 少年と少女
詩人:シンラ [投票][編集]

そして
少年と少女は歩き出した

いつか見た
光射す丘を目指し



太陽のかけら
月のかけら
ひとつずつ握りしめて

森を越え
大地を駆け
海を渡って

約束の場所へ



僕はなぜ
生まれてきたんだろう?

僕はなぜ
大人になるんだろう?

解けない謎も君となら
きらめく宝探しだね


そして
少年と少女は歩き出した

いつか見た
光射す丘を目指し

2014/10/16 18:02

[183002] 新規 投稿
詩人:如月。 [投票][編集]


新規には意味があり

投稿にも深い意味あり

新規は

毎日 変わる 似たようで

全く同じ日は

一度も無い

本当は毎日 新しい世界

新しい毎日


2013/10/10 20:36

[183003] 輪廻の列車
詩人:如月。 [投票][編集]



新しい やわらか
和やかな風

懐かしい気

知らない感じ

含めて

新しい毎日



折れた枝

落ちていた

あの頃の未来

落ちていた



地球は

逞しく

はかなく

たくましく

儚く

人の心も からだも

そうなのだろう

時の輪廻の駅

輪廻の列車


君に再び

出逢えたなら

あまり年齢差

無ければいい

いつか

今度は




2013/10/10 20:35

[183004] 光にも似て
詩人:どるとる [投票][編集]


夜を照らす 明かりに代わるもの
僕は知っている

形のないぬくもりや優しさに
照らされてる 守られてる いつも

まなざしの雨 降り注ぐ この部屋で
君がくれるその笑顔は光にも似て まぶしくて
目を伏せた。

2013/10/10 23:28

[183005] 私という名の
詩人:どるとる [投票][編集]


弓のごとく ぴんと張る 強がりでなく勇気で

僕は進む 荒波をこえて

空のごとく 晴れ渡った青にからだを染めて

ただあるがまま広がっている

私という名の私になってまた私に変わる

その私も新しい朝の中私に変わるだろう

羽根もないし 尾鰭もないし ただ歩く足があるだけ

その足で私は行く

行け また私になるため

また私になるため。

2013/10/10 23:33

[183006] いいよ
詩人:快感じゃがー [投票][編集]







目をこらして空を見つめた

その横顔にまた
こころが震えた

あの暗い雲の向こう
見たい景色が
待ってるの!

いまを見失っても
夢は手放さないで

信じること
決してやめないで!

怖がらなくてもいい
わたしはここにいるよ

強がらなくっていい
いつも味方、だよ

世界が眠っているときも
わたしは
きみを想ってたい

寄り添うように
寄り添うように

こころの声を素直に聞いて

ねえ、迷わずに
愛のあるほうを

選んで。いいよ






2013/10/11 02:53

[183008] ムーン ティー
詩人:如月。 [投票][編集]



どこか見たこと在るんだ

何処か

降りた記憶


億年
未来から

その億年の昔


月にオアシスのような

創造 造られて

一泊二日のミニ旅行記

地球は回復したかな

人間は同じ過ち

繰り返しはしない

時計
選択したかな

億年の未来

動物みたいな耳立てて

月のカフェで

ソムリエさん

ムーン ティー煎れてます

青い星
眺めながら



2013/10/11 21:31

[183009] 輪廻の駅
詩人:如月。 [投票][編集]



切符は

水浸しだ


理由は判らないが

水浸しだ

あれからまた

同じ駅 着いて


降りれば

容赦無く降る


旅先のスコール



無感覚の詩

かじかんだよに

雨音ノイズ

掻き消した

誰かの想い

願い事

それさえ煙り降る

視界はよく
見せては くれないんだ


止んでしまえば

居たのに消えたよに


晴れ渡れば

よく見て来た風景


なんだか 小さく見えた


駅には やたら人盛り増えて

似たような人さえ

もう見え無い


飾り増えた駅

通路増えて

地下に下ると

少し懐かしい


景色は変わらないよで

変わっていた


切符は乾いて

夕暮れて


また別駅に迎う




列車で無く

月走るよな窓




あの駅で見た 虹は 記憶のアルバムに

架かって 記憶の中では

消えない


切符の日付を よく見てご覧

随分 季節

繰り返し

季節の雨のなか

その輪廻の駅で

輪廻の雨に打たれ

切符 濡らしたまま

行かなくては

成長出来ないと

濡れた 切符 握りしめたんだ


2013/10/11 21:59

[183010] 青方偏移
詩人:さみだれ [投票][編集]

時は残酷ね、と言う人
忘れてしまった恋を嘆いたり
二度と見られない夕焼けを探したり
百年生きたとして
同じくらい誰かが生きていればと
小さな団地の公園で
ため息まじりに呟いた
この苦しみがあと何十年も続くのかしら

君が今何を見ているか
僕にはちっともわからないよ
君が泣いていたって寄り添えないよ
天井に手を伸ばしても伝わらない
この心をずっと

時は残酷だ、と誰かが言う
声が届かない宇宙に向けて
思いの丈を答えにしたって
世界は形を変えないくせに
百年かけて届いた光はもう曲がりくねって
君にもわからないだろう
これが僕なんだと気づいちゃくれないだろう

2013/10/11 22:39

[183012] 梢(こずえ)
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

















汚れて
手に馴染んだ
野球グローブの先から
よじ登り
土から這い出た
蝉の
抜け殻を肩に

上へゆくため
噛みしめてきた時を
土臭い体の隅々に
少しずつ蓄え
ついにそれを糧に
純白の新しい体を
真っ青な空を背に
さらけ出した

やがて
しっかりとしたタッチの
鉛筆デッサンのような輪郭が
堅い意志を刻みはじめる

ナニモカモミナ
アタラシイ

蝉はそう鳴く

ビーズの黒い目玉に映りこんだ景色が
カメラの
シャッター音くらいに
鮮明に記憶に蘇る

薄く透明に開かれた羽の隅々まで
しゃんとした呼吸の道筋が行き渡り
一枚一枚に
指に摘んだ感触があり
過去か今なのかも
もうない

ナニモカモミナ
ナツカシイ

分かっている

何の理由もたず
缶切りみたいにその事の為だけに
こうしてあり
たとえ
他になんの役にもたてなくても
万全の準備と真剣さを
誰かに知られる事に
慰めを求める事にすら
余力を残さなかった

たとえその時
弱音を吐いてしまっていたとしても

もう、たどり着いている


















(今は亡き同僚であり釣友、大城に捧ぐ)

2013/12/14 11:41
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