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過去ログ:

[189004] 孤独じゃないよ
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


目覚めたときの両腕のしびれ

朝ごはんの分量や食器の数

あのときの心の苦痛が

今はせつない愛情に変わる


君たちがいないから

しびれも片付けもとても愛しい


帰りを待つ毎日を

病気の奴と肩を組み

パパは頑張っているから

大きくなって帰っておいで


孤独じゃないよ

パパは諦めないよ

君たちと暮らす日を

ちゃんと夢に描いて生きている


孤独じゃないよ 

詩に託して今日の日も

君たちの笑顔胸に抱いて

まっすぐに生きている

ずっと愛してる


2015/08/25 10:17

[189005] 椅子はひとつ
詩人:ゆにこ [投票][編集]

知っているのよ
当ててみせようか

あなたはあたしがすきなんでしょ

図星なんでしょ

すきですきでたまらない...

ベッドの中で
あたしのことばっかり
かんがえてるんでしょ


あたしの姿をみれば
目で追いかけて

あたしの声をきけば
しずかに耳をそばだてて

あたしの言葉が
魔法のように

くりかえしくりかえし
うごめいているんでしょ


約束なんてしないけど
永遠なんて信じないけど

勝手にすればいいじゃない?

あたしだって勝手に
しているから。


あげると決めたのは
ひとりだけ
心に決めたたったひとりだけ

夢中になるのは
ひとりだけ

めちゃくちゃにできるのは
あの子ひとりだけ


はじめに断っておくけど
あたし

あなたの物には
ならないとおもうわ

それでもあたしの物になりたいって

いうならチャンスを
あげてもいいけど


椅子はひとつしかないから


2015/08/26 04:18

[189006] テリトリー
詩人:ゆにこ [投票][編集]

死ぬのなんていつだって
できるんだからって
その声にホッとして
今日も乗りこなしてみる

だけど。あと、何百回何千回
こんな夜がくるんだ
成長にはどれほどの
いたみが、必要なんだ

きみが吐いた言葉の意味が
ようやく今更、わかったよ
世界は気持ちを無視してく

現実は幻想を拒否してる

あのとき「もう要らない」って
先に言ったのは、そうわたし

このテリトリーには
だあれも入れない
わたしひとりの夢の国。

2015/08/26 04:22

[189007] 真昼の月よ、
詩人:ゆにこ [投票][編集]

息継ぎの仕方もままならず

溺れる魚。。。

ジャンクな妄想
世界のすべてを
フィクションに変えた

漫画のようだよ

余計な描写も背景もいらない

主人公はかならず
救われる展開
醜いシーンは削ってしまう

スポットライトが足りないなぁ

つぶやいた君は
月と太陽
めがけて羽ばたいた

美しいものだけ
目に映して
かっこよく死んでいく?

近年はびこる奇妙な病。

それは見えない包囲網に隠れた
心と脳を侵す病原菌

気もそぞろだよ

僕は眠れない夜の
溝に落っこちて

時代錯誤かな?

痛さに邪魔され
あの輪の中にすら
入れずに鳴いて

檻のなかには
自由も真実も
見当たらない

奴はホンモノの予言者か?

それともただの
オオカミ少年?

効能と副作用...
戦利品と遺失物...

たわごとつらつら

泡のように弾け

見返りもなしに
希望という
ぼんやりとした光

ひたすらに求め

その幻覚を追いかけていく

2015/08/26 04:25

[189008] OUTLAW DAY
詩人:ゆにこ [投票][編集]

躊躇ったり恥じらったり
する暇もなく
これからの人生は忙しいはずなの

浮き沈みあっても
さいごには同じ
自分に振りまわされて
自分を見失う日々は終わり

すべての時間を隙間なく
贅沢に消費するには
ねぇ、体力が足りないよ

すべての欲望を絶え間なく
満たしてあげるには
そぅ、お金も必要だし。

関係を終わらせた瞬間に
清々してる
こんな気分も久しぶり

心置きなく
騒げる朝が来る
そしていつだって自由になれる

誰かが迎えにこないなら
こっちが捜しにゆくまでよ

スカートをめくりあげる
ほどの全速力
たくさんの風を吸い込んで

新しい日々
遠慮なんてもう要らない
好きなだけ旅に出ましょう

なりふり構わぬ今が
いちばん好きと
誇って言える自分を
いちばん好きになりたいから

2015/08/26 04:31

[189009] vivid monochrome
詩人:ゆにこ [投票][編集]

もっと触れようと
わかろうと、してよ
その在り処を
つきとめてみたいよ

冷たく凍った
その心ごと抱いて
痛いんだから
痛いんだから...。

今夜きみのユメを見て
眠れるように
地上に降る星の
ビジョンを映した

今日が昨日と
同じだっとしても
明日もそうとは
かぎらないもの

世は泥船、なんて
ぬるいこと言って
うつむく下弦の月
もういい加減にして

踏みだしたいよ
眼差しの先に
わたしがいなくても
この一線踏み越えたい

2015/08/26 04:36

[189010] オモイ
詩人:とーれぱすて [投票][編集]

蛇口をひねれば
誰かが止めてくれるまで
水は出続けるように

表面張力、コップの水は
誰かの1滴ですぐに溢れるように

何も考えずに蛇口をひねれば
いいのかもしれないけれど
困る誰かがいるかもしれない
そう思うと踏みとどまるしかないんだ。

2015/08/26 16:25

[189012] それが如何に大切であるか伝えるにわ
詩人:あいく [投票][編集]

タイム イズ マネー
って
よくゆーけど
なーんかちがうくね
マネーならさ
まぁ
(無くても)なんとでも?
なるぢゃん
ならばあらたに
提唱しようじゃないか
後世に遺す名言
いわく
「タイム イズ パンツ」
ただし
おにゃの子のパンツ限定な
このオチ使い過ぎだな。。。

2015/08/26 21:14

[189014] イカ墨パスタは悪くない
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

今なら死んでもいいと
思えるくらいに
生きててよかったと
一度も思えなかったので
今から死にますさようなら

満開の桜が真っ青だったら
あなたはどんな顔をするだろう
今この瞬間流行っているあの歌すら
75日で思い出になるんだ

セピア色のセピアって
イカ墨って意味なんだって
だからなんだって
言わずにさ
ちょっと聞いてよ

ちょっぴりセンチメンタル
思い出に頭の頂まで浸かりたい時
昔話はどれも
真っ黒に塗り潰されていて
あの頃はよかったなーってさ
ちっとも懐かしめないんだけど
だからなんなんだって

いつからだろう
どれだけ季節をまたいでも
景色を感じなくなったのは

ゲリラ豪雨のように
桜の花びらがどしゃ振っても
見渡す限り
未来はイカ墨色
顔色だけは真っ青さ
それくらい絶望でも出来たら
見える景色も変わるのに

何を言っても言われても
何も感じなくなったら終わり
でも
陽はまた登り
やってくる朝に
何も始めなくていいのか

ぐだぐだと長ったらしく
降り続く雨と同じく
うざったらしい思考錯誤の果てに
得たものがなくてもさ
昨日を無駄に過ごしても
今日を駄目にしないように

両手がいっぱいいっぱいで
それでも
捨てられなくって
新しいものが
手に入らなくなっても
今すぐ死ねないなら
いつか死ぬその日まで生き延びろ

真正面からぶつかれないなら
逃げろ
逃げて
逃げて
死ぬ気で逃げて
逃げ続けろよ目一杯

また今日も駄目だったと
嘆く夜も
また昨日も無駄にしたと
明くる日の朝にも悔やんだとしても
♯6B4A2B
75日後には塗り潰されていて
思い出せやしないんだから
別にいいでしょ

「またね」って今から
性懲りもなく始めたってさあ?




2015/08/27 04:48

[189015] 
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

他人に心 傷つけられて


他人に気持ち 踏み躙られて



それでも その相手を



恨むことも 憎むことも



出来ずにいる



約束や目標 ある程度決めた



そういった目的へ お互いが



目指して歩んでいるものだと思っていた



けれど 実際は



その方向へ向かって 歩いているのは



ボクだけだった…




悔しかった 苦しかった



キミの中で ボクはもう



要らないんだと悟った



「傷つき返してやる!」とか



「同じ痛みを思い知れ!」だとか



そういう ある意味



訴える力や 反発する熱さえ



失った



相手に 何も感じなくなった



相手にとって 自分がいかに



「価値のないもの」なのかと



だから「裏切られる」のだと



「平気で」傷つけられるのだと



知った



怒りや哀しみ そういったものや



涙の一粒も 流れやしない



むしろ なにもかも



もう どうでもよくて



その出来事に 向き合うことも



誰かと深く 関わりたいとも



思わなく 思えなくなっていっただけ




なにも感じない 相手も見えない



静かに 自分を閉じていく



二度と 届かないほど離れていく



まるで すべてが他人事のように

2015/08/27 05:50
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