過去ログ
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[37000] 「立ち上がれ」
木枯らしが冷たく私の身体(からだ)を突き抜ける
痛いぐらい貴方の事知りすぎて
立ち直れぬぐらい貴方に迷い込み
光の海でなぐさめてもらったけど
痛みが大きすぎてなかなか笑えないよ。
それでも、笑うの。
無我夢中に笑うの。
そして、強くなるの。
どんな風が吹いたって
倒れない私になるの。
枯葉が落ちゆくなか貴方の事
想い苦しんで
悲しいぐらい貴方の笑顔はズルくて
淋しいほど貴方は優しくて美しいメロディーで
なぐさめてもらったけど
悲しみが大きすぎてなかなか笑えないよ。
それでも、笑うの。
無我夢中に笑うの。
そして、優しくなるの。
どんなに悔しくたって
泣かない私になるの。
2005/06/14 22:25
[37001] 「ありがとう」
ありがとう。
本当に心からありがとう。
「ありがとう」って簡単に言えるけど
「ありがとう」って言葉
本当はもっと重くてすごい大きな言葉なんじゃないのかな。
笑顔で「ありがとう」って言える私達
とっても素敵な生きものだね。
「ありがとう」に微笑みそえて。
笑顔で「ありがとう」って言われる人になろう。
そう言われただけで心に小さくて可愛い花が咲いたみたいだね。
君は汚い人間なんかじゃないよ。
素直な気持ちの「ありがとう」が正直にでてきている。
とんがっている唇から「ありがとう」
素直に言ってみよ?
ほら、君の口元
優しく開いたよ。
小さくて可愛い花のつぼみがそっと、
咲き開いたように。
2005/06/14 22:32
[37002] 俺の夢
今日、衝撃のニュースを見た。
教師が生徒を殴ってる
イジメが原因で自殺した子がいる
なんでそうなる?
なぁセンセ方よ。
殴ればなんとかなるのか?
情緒不安定な子供達を見守るのが仕事じゃないのか?
ふざけんじゃねぇよ。
俺はそんなてめぇらみたいには絶対ならねぇ。
必ずイジメをなくしてやる。
体罰なんてもってのほかだ。
待ってろよ未来!俺が変えてやるからな!
2005/06/14 22:39
[37003] 「心」
気付いてもらいたくて
何度も声をだした
気付いてもらいたくて
何度も立ち上がろうとした
全てが醜くて
全てがこわくて
壊れそうな身体はみるみるうちに
崩れていった。
優しさという逃げ場に安心し
卑怯な真似までした
本当の自分の心ぶつけてみたかった
本当の私を見てほしかった
嘘の言葉で私を泣かせて
嘘の瞳で私をみて
真実など今の私にはもったいない
お願い
憂欝な日々が
過ぎていくなかで
呼吸をやめない私
本当の瞳で見てみたかった本当の私を見てほしかった
真実の美しさを
私に教えて
真実という光を
私に見させて
嘘の言葉で私を泣かせて
嘘の瞳で私をみて
真実など今の私にはもったいない
お願い
2005/06/14 22:39
[37005] 無題1‐1
そこは“工場”と呼ばれていた。
便宜上の名前、誰にとっても都合のいい名前
いつ造られたのか? 何の目的で造られたのか? 誰に造られたのか?
解らない いや、解らなくてもいい
ただ、そこに“工場”が有るという事実のみ存在する
中には、 主(ぬし) が居り、私の来訪を心から歓迎し、手厚くもてなしてくれた
彼もまた工場と同じ、いや 一部なのだろう
主は言った
「ここに一匹のヤマアラシがいる」
「先ずはこいつの棘を取る」
無造作にのばされたその手には無数の棘が捕まれており、
ヤマアラシの背中からは、途中から綺麗にその先端が失われていた
あまりの突然の出来事と、その切り口の見事さから私は、ひょっとして棘は折れたのではなく、自ら切り離したのではないかと思った。
「さて」
「この棘を今からこの釜に入れる」
私は釜を覗き込んだ
その中には、飯粒をすりつぶして出来た糊のような物が撹拌されていた
「ほれ、こうしてこのように」
カラカラと乾いた音を立てて棘が釜に吸い込まれて行く
棘と糊状の物が程良く混ざり合ったとき 主は言った
「これで安全になったろう」
安全?
私は眉をひそめ、訝しげに釜を覗き込む
どこが安全だというのか
なにも変わっていないではないか
主は誇らしげに、自分の成果を見つめている
その姿には、不安や恐れなど微塵も感じさせない
むしろ、微笑みで祝福してやりたい気持ちにさえなる
だが おかしい 間違っている
どこも変わってはいないのに
釜の中で棘が囁く
「もう僕たち安全になったの?」
「もう僕たち刺さらないの?」
「今はね」
「誰かが興味本位で手を触れるその時までは」
2006/05/06 13:14
[37007] 無題1‐2
いったいどれほどの時が経ったのだろう
作業に没頭する主を見ながら 私はふと先ほどのヤマアラシが気になり、彼の姿を探した
彼は先ほどの場所から動いていなかった
彼は死んでいたのだ
なぜ君は死んでしまったのだ
棘を取られたその時かい?
それとも、君がヤマアラシを終わらしたと感じたその時かい?
君は、どうしてこの世を去ってしまったのだ
(地の底よりかすかに呟くような声がする)
いつまでかき混ぜるのだろう
機械が動きを停めるまで
棘が溶けて無くなるまで
それとも、人が足掻きを止めるまで
(地の底の便りより 抜粋)
2006/05/06 13:09
[37011] 沍Nに出会えた奇跡泱イィ
もしも君と出会えた事が 奇跡であってもきっと夢じゃないから…。 喧嘩しても君は涙をふいて笑ってすぐ抱きついてくる君が好きだった。 もぅ一度、君をこの手で 強く抱き締めたいよ。 君がいるだけで、こんなにも幸せだなんて…。 たとえもし二人がまた巡り会えたらそれはきっと夢じゃないから…。
2005/06/14 23:42
[37015] Never END...
崩れ去っていくのは
君、か
それとも此処で朽ち果てた
僕の塊、か
風の唸りに掻き消されていったのは
君との記憶
手を伸ばせなかった僕と
消えていった君が
脳裏に焼きついて離れない
愛しいのだ、と此処で叫んでしまおうか
抜殻の欠片の欠片になった僕でさえ
今は何か、になれる気がした
叫んだ言葉の破片でさえ
今は何かを繋ぐ鎖にさえもなり得ないけれど
届く気がした。
届けばいいと思った。
決して終わりなどしない、君への想いを
僕の、永遠の叫びに乗せて。
2005/06/14 23:57
[37021] 問1
ねぇ、いつ帰ってくるの?
ねぇ、いつ傍にいてくれるの?
え?
いや、寂しくなんてないよ
ただ問うてみただけ
ねぇ、いつ帰ってくるの?
ねぇ、いつ傍にいてくれるの?
そう問う心はいつも叫んでいる
寂しい
寂しい
恋しい
愛しい
…と
本当はいつも寂しいの
できることなら
もっと隣にいたいのです。
2005/06/15 01:15
[37029] 温度
なんだか
人は熱すぎて、
群れてる人達はもっと熱くて、
近付けないままでいた。
だけどある日勇気をもって行ってみた。
あの人の元へと。
やっぱり人は熱かったけれど、
不思議な事に慣れてきて
なんだか心地良くなってきた
その時気付いた
熱いと感じていたのは錯覚で
自分が冷たかっただけだったんだと。
だけど人はその温度に慣れて
温もり忘れて
離れてくんだろう。
だけど僕は忘れないでいよう。
この温度を
できれば君も
忘れないでいて
2011/07/19 00:47
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