過去ログ
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[56003] はたり
君が願うなら
どんな罠にも填まりましょう
雪解けの春には きっと
藤色の花が唄うでしょう
小さな箱船は
沈みかけては帆に風集め
君の元へ向かうため
はたり
波打つは恋いごころ
優しげに結ぶ
千代紙の鶴になりましょう
君の元へ向かうため
はたり
波打つは恋いごころ
哀しげに誘う
飛べない鳥を見つけましょう
2005/11/16 00:16
[56005] まだ見ぬ君と本と
まだ見ぬ君が
読み終わったら
忘れてくれた方が良い
少し寂しいけれど
まだ見ぬ君が
本を閉じたら
止まっていた時間を
進めるようにと
眠る前に考える
まだ見ぬ君が
リアルの続きを
めくるキッカケに
なればと思って
次の話を書いている
一つ完成しても
続きが
山ほどあるのは
時を止めて
読んでくれる
まだ見ぬ君が
そこに居るから
2005/11/16 00:47
[56006] 気持ち
寂しいって言葉
口に出しちゃいけないと思った
貴方を困らせるなんてしちゃいけないと思った
私が我慢すればそれで良いんだよ
自分に言い聞かせる私はとても滑稽で、傍から見ると哀れなだけな存在なのかも知れなかった
“恥ずかしいくらい寂しい”
歌のフレーズが私の中をぐるぐる回る
寂しいよ
寂しいよ
寂しいよ
本当は大丈夫なんかじゃない
私は弱い存在です
どうか私を見捨てないで…
2005/11/16 00:50
[56007] 気持ち良い事しようよ
君の唇、やわらかいね
僕の舌が君と絡み合いとろけそうな快感
好きだ
君が好きだ
君となら本当は手をつなぐだけでも失神寸前さ
さあ、つながりあおうよ
僕と君は二人で一人
一人じゃ僕じゃない
僕には君が必要なんです
2005/11/16 00:54
[56008] 友情
ずっと一緒
離れていても
心は一緒
2005/11/16 00:55
[56009] 雨に叫べ!!
雨降って
周りの音も聞こえない
僕の目の前には君がいる
君は目を伏せてずっとだまっていた
僕の言葉、君に届いてないみたいだった
君のことが好きなんだよ!
分かった
そうか
僕はそう叫んで、傘を放り出し君を抱き締めた
雨の冷たさと君の温もり
勿論、君の温もりが何よりも温かい
雨に叫べ
君のことが好きなんだ
2005/11/16 01:00
[56011] 生命
“どうして生きているの?”
悪魔が私に囁いた。
どうしてだろう…
―この世は辛い事ばかり―
きっと皆そう思っているのに…
どうして生きているんだろう?
死ぬのは怖いですか?
生きるのは楽しいですか?
私の言葉はまるでおかしな人間のように哀れまれる。
皆、辛いのは一人じゃないから生きていけるのかもしれないね。
私は貴方と生きていきたい。
2005/11/17 21:39
[56012] 躁な私
イライライライラ
私なんてどうなっても良いでしょ?
怒りの出所も分からなければ、怒りの向ける場所さえ分からない
自分勝手だ
叫んで喚いてあたり散らして
後に残るのは自己嫌悪
自分なんて消えてしまえば良いのに
私はそう思って
自分を傷つける
結局憎悪は自分を傷つける事でしか晴らせず、その結果は家族を身内を友達を傷つける事になってしまうのだ
私はどうすれば良いんだろう?
消えたいと思うのは罪ですか…??
2005/11/16 01:13
[56015] ふゆのうた
月の光が
こんなにも明るいなんて知らなかった。
僕が歩くと 影が出来る
夜の世界なら
せめてひっそりと
その存在を誤魔化して
歩けるかと思ったんだけど
月のせいで
僕ははっきりと
そこに姿が現れた。
息を吐くと 白く染まる
誰かの温もりが欲しくて
ただ手探りで生きていた昨日の僕が
恥ずかしくなるくらいに
今日の空気は冷たかった。
音を作れば
一瞬で世界が壊れてしまうんじゃないかと
本気で心配した。
透明で 静かで
明るい夜。
僕が
笑っていようと
泣いていようと
まったく関係無い。
冬がもう ここにいた。
2005/11/16 02:56
[56016] 空回る
何もすることがないよ なんて 解り切った言葉ならべる前に 前へ進める時間はあった
道草せず生きるなんて もう無理だと気付いてるから モチベーションは平行線を辿る
頼りないほどに僕は強がり 今日も明日もそうやって 何も残せず
ただ笑った
いつしか時は流れ
愛する人も去って
まわりに取り残され
一人で泣く自分が
やけにリアルに
想像出来んだ
空回る人生はいつも
狂々と回って叫ぶから
耳を塞いで 逃げた
だけど不思議なほど
君を想う僕が笑うから
間違いじゃなかった
なんて思ったりもする
2005/11/16 03:05
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