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過去ログ:

[6003] 呪犯
詩人:猫耳の女 [投票][編集]

苦しまなくていい方法
を知ってるの
だけど貴男には
苦しんでほしいから
あ〜沈んでゆくわ
華やかな人生を歩み
要領のいい悪魔が
あたしを鬼道に
堕としたの
忘れられない両眼
魔女になって甦るのよ
あ〜沈んでゆくわ
あ〜非力なりに殺すわ
羽根をもった天使面が
着る服を施したの
霧隠れの闇夜に
不気味な声を聞いたわ
あ〜沈んでゆくわ
遮光の樹海ダンスは
怨念も連れてくるのよ
儀式で毒を飲んだわ
呪力で血が噴き出して
自殺を跳ね返したの
あ〜沈んでゆくわ
あ〜月下後塵掻き毟る

2003/11/19 17:00

[6004] 答えのない問い
詩人:lua [投票][編集]

二つの心を
通わせるのは
お互いが
お互いに託した
『想い』でした

繋いだ心を
引き離すのは
お互いが
お互いに託した
『理想』でした

めまぐるしい
時にうっとおしいまでの自分の感情を

コントロール出来ずに
人は同じ過ちを
繰り返す

どうして
同じ過ちを
繰り返すのかと
いう問いに

答えられた者はいない

今後も答えられる者は

存在しないだろう

その問いには




答えは無いのだから

2003/11/19 17:10

[6006] 女神
詩人:lua [投票][編集]

最後まで
救いを与えてくれなかった貴方を
最後まで
こんなにも愛してしまった私は

『ただのバカな女』として

あなたの記憶の中で
息絶えるのでしょう

どうせなら貴方の


『女神』でありたかった

2003/11/19 18:41

[6008] 君とふたり波打ち際に寝そべって
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

いつの間にか
ボク達は靴も履かずに駆け出していた
打ち寄せる波間の向こうに見える
何かを求めて・・・

キミと二人寝そべったまま
砂と砂のこすれる音聞いていた
それになにか意味があるわけでもないけれど
ただ夜の空を見つめていた

あの頃はいつも
手を伸ばせばそこにキミの温もりがあって
ギュッと握り締めてそっと引き寄せた

寄せては返す波のように
ずっと僕の側に打ち寄せられていたキミの心が
離れていき・・・
それに気づかなかった僕は
いつまでもめいいっぱい伸ばした腕で
そこにあるはずだったキミを求めてた

ほらどんなに精一杯手伸ばしてみたって
力の限りジャンプしてみたって
届くはずもないけれど
ほら目の前で手をかざせば
そう星だってつかめる・・・

すぐ側にある小さな発見を
拾い集めてまた手を伸ばそう・・・

2003/11/19 20:08

[6016] 操り人形
詩人:流☆群 [投票][編集]

周りからみたあたしは

きっと操り人形

気持ちを押し殺して

ただ吊されて踊るだけ

あいつの思うがままに


足が絡まっても

笑顔が消えても

ずっと踊り続けている



ほんとはイヤなのに

ほんとは逃げたいのに

悲しいのに

泣いているのに…

あいつと縁を切るほどの勇気もない


情けないあたしは

ただただ踊るだけ

あいつの思うがままに

今日も明日も

悲しいワルツを

2003/11/20 00:16

[6017] ハッピーの力
詩人:流☆群 [投票][編集]

君がちっちゃく微笑うから

あたしも嬉しくなって

もうそれだけで

全部が全部好きになれる

君の笑顔にはハッピーの力があったんだね



君がいなくなってから

ハッピーが足りなくて

あたしはちっとも笑わなくなった

嬉しくなかった

全部が全部嫌いだった

いつかあたしが流した涙が海をつくったら

いっそ溺れて死んでしまいたかったよ



ねぇ

君は元気でいるの?




今日ね

久しぶりに笑ったのよ

あたし

恋をしたの

君と同じで

ハッピーの笑顔を持った人に出会ったから



だからね

今なら言える

ありがとう

2003/11/20 00:31

[6030] 誰よりも
詩人:lua [投票][編集]

言葉は要らない
ただキスをして
抱き締めてくれたら

それでいいのに

そしたら私は
何も要らない
傷付いても
死ぬほど
貴方を愛すよ

誰よりも

2003/11/20 17:35

[6045] replay〜幼き日のボクら〜
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

気がつけばいつも側に君がいて
泣き出しそうなボクを
そっとなぐさめてくれていた

生まれたときから隣に住んでるボクらは
兄弟だ、って言ってもいいのカナ??

たった半年早く生まれただけの
キミのはずなのに
何故だろう??
ずっと大人びて映る

泣き虫で弱虫のボクを
いつでも不安げに見つめていたね
転んでケガするとすぐ
赤いポーチからばんそうこう取り出して
すりむけた膝小僧に
そっとはってくれたね・・・
これからもキミを頼っていいカナ??
少し甘えてもいいカナ??
いつの日かボクがキミより
大っきくなって

キミを守れるようになるその日まで・・・

2003/11/20 23:15

[6050] あの頃
詩人:なっこ [投票][編集]

雨の夜に泣いた
ひたすら手首を見つめ
他力本願的に消えたいと
救いようのない脱力感で
夜が悪魔に味方して
私を独りにした
ただ静かに見つめてた
救われたのは君の優しさだった
言葉だった

2003/11/21 00:34

[6070] 変わらない2人
詩人:皐月 [投票][編集]

僕らが初めて会った日から
気が付けば1年が過ぎていた

あの頃の僕は 君に気遣ってばかりだったね…
いつからか 君と僕の間に気遣いは消えていた

思えば その頃から僕の中の君は 特別なものに変わっていったんだ

ただ 隣にいるだけで 幸せだった…
ただ 君が笑っていることが 嬉しかった…
ただ 傍にいたかった…


  ―――君といるとき 僕は僕であれた―――


でも…
君はそうではなかったのかな…?
僕が君を想ってるように 君も僕を想ってくれてる
 そう  信じていたのに…


僕たちは求めるものが少し 違っていたみたいだね…
悲しいけれど 分かっていたんだ…


これからもずっと 今のままの2人で 一緒にいるだろうとゆうことに…


僕は君を手に入れることは 出来ないということに…




だけど―――


   君を失うことも ないとゆうことに…



2003/11/21 18:47
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