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過去ログ  〜 過去ログ(No.85000-85999)を10件ずつ表示しています 〜

過去ログ:

[85003] アナタと
詩人:深紅の流れ雲 [投票][編集]

貴女の手に
温もりを
知って

貴方の胸に
安堵を
覚えて

こんなに
こんなにも
近いのに。

唇は
乾ききっていた。

2006/09/04 22:14

[85005] 錆びた青
詩人:山羊 [投票][編集]

あの輝いた季節に押された傷跡
笑顔の中で押し殺された反発
純粋は奈落に落とされる いつもそうだね

死んだ魚の目をした私は
君を救える事もできずに
汚い涙を流しては
そっちに行っては駄目ですよ
曇りガラスの向こうから叫んだ

ネオンのビルから出てきた君は
依存する人を探していた

あまりの試練に涙の溜まるガラスは割れ
涙は出なくなっていた

欲望丸出しの大人に支えられ
連れていかれる君に
この先の道が予想できたはずなのに
何も出来ない私は
死んだ魚の目をしては
曇りガラスの向こうから
手を招く事しかできず

錆びた青い輝きは
都会の奈落に飲み込まれた
もう一度輝く時がくるのかは

死んだ魚の目をした
私には
それを知る術すらも 無く


2006/09/04 22:49

[85006] 目に映るもの
詩人:楠崎 志杏 [投票][編集]

あんた達の目が
あの人を追い込んだんだ
あんなに優しい人を
どうして…

何故なの…
どうして
そんな態度がとれるの…

酷い…酷いこと…
あなたたちがやったこと
重さをどうして
理解出来ないの…

可哀相…
私は…許さない…

嘲笑って蔑んで
一人の人間を殺して
あんたたちなんて
生きてる価値なんて…

ない…

笑うことなんて
出来なくなるまでの
衝撃をあなたたちにも…

自分さえいいなら
他人はほっといていいの?

ちがうでしょ

一人の人間を
なんだと思ってるの

あんたたちが
優しい人を殺すんだ…

2006/09/04 22:49

[85007] COLOR
詩人:カィ [投票][編集]

何もかも、灰色で
世界が白と黒だけだった時
僕は、君の中に
『赤』を見つけた


何もかも、赤色で
世界が太陽だけだった時
君は、僕の中の
『青』を知った


何もかも、青色で
世界が光りだけだった時
僕らは、光の中で
『黄』色を見つけた



探してたんだ
ずっと



赤と
青と
黄が

混ざり合って
キレイな
虹色になる場所



探してたんだ
ずっと

紫と
緑と
橙が

混ざり合って
キレイな
黒になるトコ



探してたのに

ずっと

ずっと

ずっと

赤と青と黄色が
手を繋いで
居られる場所



探してるんだ
今も


僕が青で
君が赤で
2人が黄色で
居れる場所



君が
笑ってくれるなら
それでいい、と
空と 太陽と 光の中を
手を繋いで歩いた





 .

2006/09/06 07:55

[85008] まあ、なんというか…
詩人:クジラ [投票][編集]

いつだって
空はつながっているってことで



昔むかし
宇宙人は本当にいるのかって話を
夜空を見上げて延々話したそうな

初恋だった

おかげでアタシの夜空は
いつだってとびきりなんだとさ
メデタシメデタシ



まあ、だからなんだ
要は
つながっているってことさ

だからまあそれほど




思い出せばいい

うん

2006/09/04 23:21

[85009] ☆my dear★
詩人:☆りりぃ★ [投票][編集]

辛い時ほど君の側に居て
泣きたい時こそ胸を貸してあげれるような存在になりたい

君と手を繋ぎ歩いたあの道も
愛を語ったあの場所も
今では僕の心に残っている

かけがえのない君へ贈るこの言葉は
僕と君との大切なタカラモノ

好きだと言って
愛し合う事の意味を
君から学んだ
離れていても君を側でいつも感じてられるほど
君への想いは深く…深く…

淀んだ気持ちも空に消え

目の前には君しかいない

2006/09/04 23:34

[85010] 有刺鉄線
詩人:青央紗 [投票][編集]

サビレタその鉄が意味もなく突き刺す言葉は消え無い悪夢 夜は見えない青空
小さな子供が柔らかに笑った
愛情の波動
囁かな心臓
君の瞳
変わらない日常
語らない平和と汚染輪の中に笑った
愛は途切れ途切れ

大切な生活は
甘いあめ玉の中に
閉じ込められた
溶かすのに時は経つ君の瞳は変わらない時の鼓動


2006/09/04 23:35

[85011] 海に彷徨う
詩人: [投票][編集]

朝靄の 凪の中
波音が 浸透する


初めての海で
初めてのこの場所(国)で
後ろ姿がコダマする



揺れる船も
昼間の高波も
僕らの叫びも

君には届かない


朝も昼も夜さえも
あの日の後ろ姿を追っている

幾日も幾日も
絶望の中に奇跡を願って

君に呼び掛け 
海に呼び掛け 
神に呼び掛ける



現実は厳しくて
還る安堵を
打ち消す
実感 喪失感


行き場を失う
気持ちは
あの日の海へ

悲しみや怒りは
神へ


そして 
すべての事象は
きっと

あの日の僕らへ


あの日の僕らへ



2006/09/05 09:30

[85012] 月に煙る花の残り香
詩人:雨蛙 [投票][編集]

今年最後の花火大会
最後の花火が盛大に打ち上げられた
だんだんと小さくなっていく喧騒の中で見上げたそこには
月明かりを浴びて白々と煙が漂っている
目蓋を閉ると
ふいに今は居ない君を思いだした
そこには無い君の手を握り締める
忘れたはずの涙が一粒零れ落ちた
今…………わかったよ
本当に君の事が好きだったんだって……
もう、戻れないあの日を思い
目蓋を開く
そこにはだだ月が輝いていた
あの白々と漂っていた煙は残り香だけを残し姿をけしていた
遠くから聞こえた友の声に慌てて涙を拭い
今年最後の花火大会が終わりをつげた……………

2006/09/04 23:56

[85013] 罰印
詩人:楠崎 志杏 [投票][編集]

胸に刻まれた深い闇は
貴方にはわからないだろ

本当の事を隠す理由
貴方は知らないだろう?

悔しい こんな自分…
みんな心は違うんだ
傷つかない人なんて
いないんだよ…?

最悪…

闇に負けたくない
私は強くなりたいよ…

あんな最低な奴らに
負けたくないよ
だから

強くなってやる…

強さは私の罰印
弱い弱い私の
大きな罰印…

2006/09/04 23:57
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