詩人:蒼紅
計画というものは狂うものである。記録というものが破られるものであるように傑作というものが壊されるものであるように如何にその結果に辿り着くまでに頭の知識を使い果たそうとも血の滲む努力を重ねようとも感覚を研ぎ澄ませようとも軽く脆く儚く華々しく散り逝く破壊者は言った「そんな面倒なことしてないで、ちょっとこっち手伝ってくれない?」さようなら、計画。さようなら、理想。