詩人:まひる
眠れない夜にあなたを思い出すと夜明けみたいな気持ちになる
切なくて何故か泣きたくなる
まどろみ想う
瞼閉じればあなたのあたしを呼ぶ声が頭の隅々までじんわり染み込む
あなたの髪の感触 大きな手 甘いくちびる
全てが幻の様 曖昧な夢のかけらの様
忘れたと微笑むほど 忘れられず記憶はあなた求めていく
還らない時間を抱きしめるみたいに あたしは一人眠りに落ちてく
あなたの胸の鼓動 合わせてくれていた歩幅も
全てが幻の様 つかの間に見た魔法の様
平気だと口に出すほど涙が止まらない あなたが好きだと気付いてしまう もぅ夜が明けてしまう あたしは一人眠りに落ちてく