|
詩人:空とぶじゅうたん
「昔、大好きだった話しの中で試練を乗り越えようとしていた主人公がくじけそうになっていたときに恩師が諭した言葉として、その言葉を初めて知りました。」
その言葉に感動していたかのように思ってた
勘違いでしかなかったのかもしれません
話しの中の主人公に自己を投影してた
尊敬できる人に諭してほしかった
大好きな人にそばにいてほしかった
それが正直なところかな
人に弱みを見られたくない
人に心が開くことができない
本当は
自分のことを理解してほしかった
心から甘えられる人にそばにいてほしかった
そんな甘い人間が僕の正体
好きという言葉さえ口にできなかった
目の前を何人もの人が通りすぎるのを
黙って見ていることしかできなかった
自分で自分を励ますより仕方なかった
カッコよく自分に言い聞かせるのに
都合のよかった言葉
「冬来たりなば、春遠からじ」
季節の上でも春は目前
道ならぬ恋と言ってしまえばそれまでのもの
若い男女のような形で結ばれることもありえない
それでも
素直に心を開くことが初めてできた人
別々の方向かもしれないけど
お互い迷い悩んでも「春」を探している
終わりのない冬は無い
終わりのない季節も無い
そして、まためぐってくる
逆らえないものもたくさんある
流れに任せることも必要です
つっぱてみることが必要なときもある
心の中にあなたがいるって思えるときは広く強く暖かい気持ちでいられます
充実した心の感覚は決して忘れたくない
その気持ちに気づいてしまったから
弱い心には負けたくない