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詩人:鶉ック カロメリック
お前の朗らかな声が
今も聞こえるような
気がして
お前はきっと
寝ているような
安らかな気持ちでいるように
僕には思えているのだ
僕は
お前がいたから
僕として生きられ
僕として死ぬこともできるだろう
お前だけでない
すべてすべてが
僕の生きた証となれた
だからお前はきっと
聞いているなら
聴こえている気がして
安心してくれ
僕は僕の苦しみでさえ
幸せで
何か砂粒みたいな
嘆きもないんだから
聴こえていよう
きっと
聴こえているだろう
安心しなよ
お前の知ってた僕は
お前さえ知らない
固い信念を得て
幸福の直道を行く
お前は一つも心配しなくていいのだ
僕は確かな道を
行けることを知った
お前はそこで
僕を待ってればいい
本でも読んで
待ってればいい