詩人:夢旅人
僕が 自分の運命に負けて
君を 手放そうとした時
僕は どんなに惨めでも
どんなに 君を泣かせても
死に物狂いで 運命に逆らえば良かった
僕は 決して失ってはならないものを
決して 手放してはならないひとを
永遠に 見送ってしまったんだね
だけど…
今でも 君の面影が
はにかむような 横顔が
僕に 勇気をくれるから
君の香りも 重ねた肌の温もりも
ずっと ずっと励ましてくれるから
せめて僕は 君の明日を祈り
夢を叶える 約束をしよう
二人が過ごした時の 向こうがわ
新しい季節を 歩き始めた君に
今 万感の想いを込めて
さよならと ありがとうを言おう
想い出は 心のフレームのなか
切なさに 滲むけれど
僕ならやれると 泣いてくれた
君の涙に 恥じないように
僕も顔を上げ 胸を張って歩きだすから…
誰よりも 誰よりも
大切だった
誰よりも 誰よりも大好きだったよ
誰よりも 誰よりも温かく
誰よりも 誰よりも美しいひと
どうか どうか健やかで
きっと きっと幸せに…