詩人:戚龍 嶺
どうして…
なぜ?俺は生きているんだ。
なぜ…俺は生まれた?
なぜ…俺は作られた?
俺は、心を持たない人間、人形、道具。
そして…殺人兵器だ。
俺はなんのために生きている?
殺すため?俺が、殺人兵器だから…?
俺は生きている意味がわからない。
人を殺すための道具…俺に心はあるのか?
あの人は俺にこう言った。
((お前に心などない。痛みや悲しみ、苦しみなど感じない…お前は最高の兵器だ。))と彼は言った。
何度も、何度も、彼は俺に言った。
何人、殺したかなんて俺には覚えていない。
命令が下ればそれに従うだけの、操り人形でしかない。
兵器として生まれた俺には未来など来ないだろう…。
それを どんなに 願っても ……。