詩人:是清。
染みつ垂れた説教なら/とつとと退場してくれ/有り難くも無い文字を喰つて生きてれば/其の内何か在るだらうと/卑しい期待。/間違つた事/矯正する為の場なのか/其れこそが驕り高ぶつた言葉だらう/罰与ふ者か、目の前の教鞭執る者よ/ 六年間の鑑別所/三年間の刑務所よ/四月が近い/今云おう/「有難う。」