詩人:リリックタイム
たとえ君の心の音符に『ソ』と『ラ』が欠けていても僕はかまわない。
僕がそれを埋め合わせるから。
僕が君の『空』になるから・・
今日の君は宝石店に売れ残るエメラルドのように嫉妬深い。
まわりにあったダイヤやルビーは人目を魅了して次々と去ってゆく。
でも自分が決して魅力がないわけじゃないんだよ。
あるひとをまっているんだ・・そう僕を。
なぜかって?
それは僕の誕生石だから。
僕は君を必要としてるんだ。
僕の『ソ』『ラ』を埋め合わせるために・・
人はみな花のように散りゆくものなのかもしれない。
それを惜しむものもいるだろう。
けれど君はいつまでも僕の中に咲き続けるだろう。
エメラルドの輝きを放って
僕色の『空』に・・