詩人:*ふぇあうぇる*
冷たい雫に映る 美しい貴女
ゆっくりと僕を見て 時が止まる
切れた糸を手繰り寄せ 愛を確かめても
決して触れることはない 雨のガラス
互いのサヨナラも 言い終わって
あとは何もせず ただ座っていよう
いつかの貴女が 今より幸せならば
喜んで声をかけよう
でも雨のなか貴女が 悲しそうだったら
静かにすれ違うでしょう 何もなかったように
冷たい雫に映る 美しい貴女
ゆっくりと僕を見て 時が止まる
笑い合える日のため 思い出が語れるよう
今は振り返らずに 最後のサヨナラを
夜の灯に消えてゆく・・・・