詩人:きりん
ずいぶんと遠くまで来たものだここに来るのは案外簡単だった特別痛い思いもしたわけでは無い誰かに忌み嫌われる様な手段を使ったわけでもない今もこうして悠々と寝転んで居られるもうすぐそれも出来なくなるだろうか?今更元の場所に戻れはしない、戻りたくとも戻れない『ここがお前の終着点だよ』誰かが囁いた…部屋のカーテンの下から漏れる西日だった