詩人:ひつじの夢
君は勝手なことばっかり。
僕だっておんなじことが言いたいよ、
僕だっておんなじこと思ってる。
「泣かないで」
なんて。
勝手だよ。
だったら君も泣かないで。
僕の目の届かないとこで泣かないで。
僕の前で、僕の手が届くところで。
その小さな肩を抱きしめさせて。
君の顔を濡らす涙をそっとこの指ですくいたい。
「アナタの幸せが私の幸せ」
なんて勝手なんだろう。
だったら僕は幸せになろう。
世界で一番、幸せになろう。
それが君の幸せであるなら。
僕の幸せは
君が幸せであることなんだから。
世界で一番君が幸せでありますように。