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詩人:JUDAS PAIN
いつもと同じ登り坂
君と二人で歩くのもいつもの事
だけどいつもと違うのはいつもは見上げない黒く淀んだ空と君の淡泊な返答
何気ない変化だから鈍い僕には気づきようがなかったんだ
いつも繋ぎながら歩く僕の右手と君の左手を解き少し先に歩む君
少しだけ微笑んで僕に君が言い放った酷な言の葉はその時すら止めたようだった…
君が背を向け一人で歩みだした坂に淀んだ空から差し込み始めた陽が寂しいくらいに暖かかった
瞳より落ちようとする滴を留めるために上を向いた…
あぁ…こんなに青かったんだ…