詩人:淳
今度あなたは旅に出る
一年間の遠出になる
みんなで唄い、花束を捧げる
溢れる涙を拭うあなた
それにつられて私は喋れなくなるほどの涙
少しの間、抱き合っていた
何かに記憶しておきたくて
何度も何度も写真を撮った
それでも何かが足りなくて
もっともっと抱き合った
懐かしい唄を口ずさむ
また涙が溢れてきた
「また会う日まで、何かの夢をひとつ叶えようね」
あなたに贈るカードに書いた
「ずっと、ずっと待ってるからね」
あなたにカードを贈って言った
嬉しいことや楽しいことが
頭の中を駆け巡る
悲しいときに、胸を借りた
優しいあなたが旅立っていく
「一年後、楽しみにしてようね!」