詩人:流れ人
順調だった。今までは人生にヒマワリが咲いたんだ。だが時は光をあててくれなかった。ヒマワリは種を残さず枯れた。すべてを失った。何も考えられない。何も見えない。何も聞こえなかった。時が立っても何も変わらないんだよ。だけど、ヒマワリは後悔はしない。いつか誰かに種を植えてもらえるまで。それまで太陽になろうときめたんだ。そう、本当の向日葵になれるまで。