詩人:風音
君は本当に可愛かった 君は本当に強かったね あんな俺にいつでも一生懸命で どんな事にでも応えくれた 小さな雑貨屋で働く君 今はもうあの店すらないけど 頑張ってる姿にやさしくなれたのは ささやかな俺の気持ちだった 君を本当に好きだったけど 臆病な俺は君にどうしてあげれば いいのか分からなかったよ ただ上を向いていただけ ただ強がっていただけ 他には何もしてあげられずに 他には何も言ってあげられずに それでも君は一生懸命 前だけ向いて歩いてくれた あれから10年以上が経って 心から気持ちを込めて ありがとう