詩人:薄紅
ぴちょん。 ぴちょん。ひとしずく ふたしずく 音符を生んで 水溜まりへ 飲まれてく。その、雨あがりの葉っぱ最後に残った小さな小さなひとしずく。脆弱で、危う気で。そのくせ太陽の光を弾きながら凛としてただただそこに在るそんな佇まいに芯のあるしずくに 焦がれた。 憧れた、、道端で馬鹿みたいに感動したそんなひとしずく