詩人:まいる
時々思う。
何故生きているのかと..
私はここに
何のために生まれたのかと。
考えて悩んで苦しんでも
答えなんか見付かるはずもない。
誰も教えてくれない。
そんなの当然。
答えは誰にも
わからないからだよ。
私は知っていた。
そんなことくらい。
だけど探すことを止めたら
私は生きる意味を
生きる希望を
見失ってしまうから..
ただの現実逃避だって
わかってるよ、そんなの。
でも、
だって仕方ないじゃん。
誰も私を認めてくれない、
誰も私を
必要としてくれない、
誰一人として私に
愛を与えてくれないんだから。
行き場のないこの思いを
ぶつけることすら
許されないのか。
なんて残酷な世の中なんだろう。
私はずっと独りだ。
それでもここに
こうして留まっているのは、
ただ私の悪あがき。
誰かに認めてもらいたい。
誰かに必要とされたい。
誰でもいいから
私に愛を教えてと。
人は一人では生きていけない
だから誰かを欲し
互いに認め必要とし
愛し愛されながら
生きていく
生きることに
価値を見いだそうとするのは
時に仇になる
本当に独りだったのか
もしもあなたが
気付いてないだけだったなら
傷つくのは
あなた一人ではないのだ
愛は求めるもの
愛は与えるもの
どちらも正解であり
不正解である
愛は「生まれるモノ」なのだから