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詩人:○
ため息も凍るような冷たい街に
僕等は足を踏み入れた。
苦しそうな君を支えながら
一歩ずつ、ゆっくりと‥
君の流す涙は
僕の心を濡らす。
その涙の理由を
僕が1番知っているから
空を見上げて祈るよ。
心の冷え切った暗い街で
眠る君の手を握る。
悲しそうな君の横顔に
僕はそっと口づけて…
君の流す涙は
僕の心を叩くよ。
その涙の色は
蒼く澄んだ大空の様で
空を見上げて僕は…
自分の犯した過ちを
消すためじゃなく
忘れないために
小さな命を還すよ
この青い青い空に…
君の流す涙は
僕の心を揺らすよ。
その涙を抱きしめ
蒼く澄んだ大空を
見上げて僕は祈るよ…