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詩人:悠月
秘密の言葉を紡いだせいで
壊れてく
愛さなければ悲しくならずに
すんだだろうか
遠い遠いおとぎ話
誰もが幸せになれるはずの未来
遠い遠いおとぎ話
掴みそこねた兎の背中
ブリキの玩具に油さしてよ
凍ってしまって動けない
心を入れたら世界が変わる
目を閉じたって見えるのに
遠い遠いおとぎ話
寂しくなるよな赤い花
遠い遠いおとぎ話
落としたパン屑食べられた
きらめく星に100回お願い
探してるんだよ
落書きだらけの地図だけ持って
遠い遠いおとぎ話
狼なんか怖くない
遠い遠いおとぎ話
零れた涙は真珠色