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僕は分かっていた
君の視線が追う先を
言いたいことはたくさんあったはず
話せないでいた
今や書き綴ることしかできない
残された道はそれしかない
君に何かを与えられたろうか
僕は彩り鮮やかな
たくさんの花を貰った
信じるもの
大切な言葉を
僕に与えてくれた
僕は愛されたいだけだった
昨日よりも今日
今日よりも明日
確証を欲しがった
取り返しがつかないほどに繰り返し傷つきながら
信じるもの
大切な言葉を
僕に与えてくれた
淡い光線の部屋
柔らかな笑い声
豊かな表情が次第に曇って
夢から覚めた天使
どうして留まらなかったのだろう?
どうして出来なかったのだろう?
悪魔的な言動で罵りあう少年少女
去るしかなかったんだ
そうしてすべてを失った
本当にすべてを
あの日にかえって
同じく美しい音楽を聴けたならいいのに
君の髪に触れ
その顔にキスをしたい
互いに愛されたいだけだった
僕は愛されたいだけだった
昨日よりも今日
今日よりも明日
確証を欲しがった
取り返しがつかないほどに繰り返し傷つきながら
信じるもの
大切な言葉を
僕に与えてくれた
どうかその翼の傷が癒え
視線の先にある
確信に満ちた存在を
得ることができるといい