詩人:AB
駅のアーケードと一本違う道を歩くと茶色のビルが並びそこにはいくつもの水槽があってそのひとつで君が泳いでいると聞いたどこにもほんとの魚なんかいないってこと確かめるほどの勇気もなく茶色のビルを通り過ぎあの角を曲がると魚とカルキと君の匂いがするそんな気がする