詩人:さく
嘘つきな腕に抱きしめられて
初めて愛と呼ぶ事を
心の底から恨みました
眠りにつくまで
確かに暖かくて
眠りについてから
いつの間にか冷たくて
初めて痛みの涙と呼ぶモノを
心の中から溢しました
愛しているから信じれた
愛しているから信じてこれた
互いがどれだけ感じ合えても
一瞬闇に手を染めてしまえば
何もかもが幻想のようで
柔らかく触れた肌の温度も
積み重ねた幾つもの時間も
嘘つきな愛に溺れこんで
たくさん笑顔を失いました
たくさん約束を諦めました
嘘つきなあなたと出会って
初めて失う事に怯えました
初めて傷つく事から逃げました
それでもあなたは愛しい人で
それはずっと変わらない
あなたはこれからも…
私の中を彷徨い続けるでしょう