詩人:shri
背中に翼がはえました。でもどこにも行けません。小さな青空に浮かぶ白い雲に向かい同調するように白い翼は広がろうとするんです。肉厚の暖かそうな大きな翼。小さな夕空にうかぶ白い雲にも向かい白い翼は広がろうとするんです。同調するように。でもいつも広がろうと広がろうと広がろうとするだけなんです。背中の翼がはばたくときいったい何が起こるのでしょうか。