詩人:sophy
遠雷は鉛色の空を皹割って其の音を轟かせる赤だの青だの、ペンキを乱暴に振り撒いて僕を奪っていった瞬く間に消える其の芸術はまるで此の世の終わりを垣間見せた光のやうに訪れる君もきっと其の一部なのだらう君は僕を抜け殻にしていった