詩人:あぎ
そう例えば、熟したチェリーみたいな赤 血のように、燃えるように 貴方を誘う、赤 ああ、はやくはやくはやく!はやくしないともうすぐお婆様のお家に着いてしまう 白馬でのお迎えなんて望まないわ 葡萄酒ごと私をさらって頂戴 野蛮なキスをして 真っ白なタイツを汚して 少女から大人への階段はこの赤いフードで駆けのぼってみせるわ ねえ、狼さんそれとも私では不満かしら?