詩人:らいおんうさぎ
愛し 愛されている
そう思ってた 信じていた
だけど 君は
忽然と姿を消した
愛してくれて
ありがとうという
言葉を残して
そんな君の事を
僕は追い続けていた
真実を知りたいからだと
自分にも 人にも
言い訳して
本当は ただ 君を
嫌いになれる理由を
探していただけだった
幸せだった過去の
全てを 否定する
理由が欲しかったんだ
遊ばれていただけだと
そう思えたら
どれだけ楽だろう‥
愛されていたという過去を
受け止めて生きるには
愛を失った僕には
あまりにも辛かった‥
愛しているのに
理由を見つけたいから
あの時の愛は
偽りだったのではと疑った
自分が楽になりたいから
君の愛だけじゃない
僕を愛してくれた
君でさえも疑った
そうただ自分が
楽になりたいから
そんな醜い自分を見つけ
僕は酷く絶望した
そしてコレこそが
僕という人間の
真実なんだと知った‥
愛を受け止める事が出来ない僕に
人を愛する事は出来るはずもなく
そして愛される資格もないのだ‥
こんな僕にありがとうと
言ってくれた君は
何処で何をしてるだろう
ただ一つ 僕にもわかる事は
君は きっと
愛されてるだろうという事
ありがとう。