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詩人:鶉ック カロメリック
もうやだと
俺のいしきが
言った
過去の楽しみだった
創作の人と
創作人の俺
かかわりあい
つぶやき
表の社会と
裏がわの社会と
どっちでもない社会
やめたり
休んだり
サヨナラして
あああって
悲しくなって
忙しさによって
過去を置きざって
楽しみを
置きざって
しまった
俺は しあわせ かい
おまえさんは しあわせで いたのかい
もひとりの おまえさんも
あの社会をちょっとばかし
置きざったようだね
俺はおまえさんらと
久方ぶりに
話したいと願う
いわゆる談義だね
詩の
談義というやつだ
俺はね
始まりは
作ることが好きだったが
今は
触れてもらえた喜びが
その幾倍にも価値があり
それを楽しみと
称して
それを
置きざってしまい
ひとり
俺は
いや
きっと
おまえさんもだろう
俺は
俺と名乗る俺は
俺の血を置きざって
ひどくつまらぬ時
嘘の叫びをあげる
「元気か」と
いや
もうよそう
もうやだろ