詩人:竹村章紗
半袖のワンピースほのかに明るい午後6時子どもたちの笑い声眩しい夏の名残り薄手のカーディガンすっかり沈んだ太陽金木犀の香りああこのまま過ぎていってしまうのでしょう目隠しをされたまま立ち止まることも許されず貴方を想うことも許されず忘れることより過ぎ行く季節に怯えてるああこのまま過ぎていってしまうのでしょうこのまま過ぎていってしまうのでしょうこのまま…