詩人:沙奈
天から降り注ぐ大粒の涙が私の心を重く深く響かせる もう消えないと想っていた過去の過ち…濡れた背中から抜け出ていく感じがする 星さえ見えない筈の昼下がり暗い街空を見上げると一つ輝く 朱く染まった天使からの贈り物に瞳を奪われた…刹那雲の切れ目から暗闇の空を引き裂いて蒼白の暖かな光が指した…