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詩人:ゆぅ
煙草は変えないわ
十五の時から
"Seven stars"
思い出を語るには
欠かせない匂いなの
あの夏の夜、
体は体だと知った…
"Seven stars"の
苦味が交じる口唇に
何度、
翻弄されたでしょう
煙りの向こうに
見ていた景色も
夜の数だけ
薄れて行ったわ
ただ、瞳を背けていたの
香水は捨てないわ
十六の時から
"SCULPTURE"
忘れられない想い
その重み感じるから
あの夏の夢、
現実のものを見た…
"SCULPTURE"の
香りが染み込んだ服に
何度、
抱かれ乱れたでしょう
目覚めた朝は
泣いていた
甘い匂いに
酔い痴れていたの
ただ、現実に背を向けて
夜毎、他の男に
売った体は抱かれながら
愛する者を想ってた…
事の終わりには
"Seven stars"
吸いながら、金勘定
それも終われば
"SCULPTURE"
身に着けて、歓楽街
何食わぬ顔で歩いた…
あの男の待つ街まで…