詩人:杳子
指に掠めるキリキリ空気満天の星とは裏腹に鎮まりかえった道路の喧騒道の真ん中歩いても誰も咎めることなどなくてけれど誰も見てやしないお腹が減っても食べない理由は切なくなるのが好きだからだから手袋嵌めずに散歩枯れ木並木に初雪舞うかな白む空が鬱陶しい夜のままならきっと叶うのに目覚める世界が見せる現実少し切ないやっぱり嫌い