詩人:咲麻
部屋は物で溢れる
心は虚無感で埋もれる
捨ててしまえれば楽なのに
手放す事を恐れる
大切なモノと
そうでないモノと
分別出来ずにしまい込む
いつしか引き出しはいっぱいになって
行き場を無くして彷徨う
必要な時
欲しいモノが見付からない
余計なモノばかりに目がつく
どうせならと
多分大切なモノをまとめたはずの
その箱の鍵が見付からない
その箱の中身を思い出せない
大切なモノなんて
本当は1つとしてないのか
溢れてるモノすべて
本当は大切なモノなのか
わからないまま
取捨選択を繰り返す毎日