詩人:さみだれ
夢の中では伝わらないこと
現実には感じられないこと
幻にあって、実体にないもの
人はいつだって一方を見落とす
だからこそ一方を真剣に愛する
瞬きすればわかる
過去が未来になったこと
声を出せばわかる
自分も他人もそこにいること
でも何もなければ
何も変わらなければ
息をしてることが
奇跡のように思えてしまう
そばにいなければ感じられないこと
遠くにいなければ信じ合えないこと
君にだって、できることはあるだろう
人はそうやって世界を覚えて
何かがあればこそ真剣に向き合える
2011/05/25 (Wed)