詩人:紙一重
あんたいい男だったよ
顔もかっこいいし(私はそう思うし)
面倒見もいい
男らしくて
優しくて
楽しくて面白い
あんたは私にとって理想のタイプだった
外見も,性格も,
けどね
大事な物が足りんかった
それは心
私の内面まで深く向き合ってくれた?
嫌なところ見えたら終わりだった?
あんたのいう
かわいいとか
キャラが好みとか
服が好みとか
がんばる所が好きとか
そりゃ嬉しかったけど
今考えたら
そんなの上辺に過ぎなかったよ
私はもっとちゃんと
深くなりたかったよ
本音が知りたかった
分かり合いたかったよ
あんたはすぐ次ができちゃうようないい男
私はただの弱い女だよ
起き上がったと思ったら
ほら、すぐ 手ついてるし
あんた無しで生きるのにすごく苦労してる
散々泣いて
苦しくて逃避して
誰かに頼りたくて
でも前と同じになりたくなくて
頼れなくて
もがいてるわけだけど
この涙を
無駄にはしないさ
あんたなんか目じゃないような
いい女になってやるよ
絶対幸せになるし
転んでも起き上がるよ。
何度でも