詩人:さきネコ
冬の夜 コートを着込んで歩く街淡い光を そっと灯す街灯人影も少なく 光も少なく静かな街 静かな夜粉雪が 天から舞い落ちてくる冬の間だけの つかの間の幻想はく息が 白く色づいて消える足音だけが コツコツと響く落ち着けるけれど でも 寂しくて冬の空気の 冷たさがなぜだか 不安を誘うのでした