詩人:放射能]
道をたずねられて
答えたあの娘は
次の瞬間
あいつのよそ見運転に
はねられて
あいつは
後悔でいっぱいの
その日の夜に
通り魔に腹を刺されて
病院に運ばれる頃
包丁を持って
暴れてた彼は
正義の味方に
射殺されて
ピストルで人を
うち殺したヤツは
こわくて
彼女に電話して
会いにいく途中
エモノを狙って
うろついてた強盗に
襲われて
金を手に入れて
浮かれていた二人組は
遊び終えた時
娘を交通事故で
亡くした母親の話を
聞いて
涙をながしたのさ
人が人を
信用できないから
犯罪は犯罪で
なくならないから
誰もいらない
2003/07/06 (Sun)